1. クレジットカードでの買い物はいつも一括払い
クレジットカードは現金を持たずに買い物をできるところが便利と考えるか、いまお金がなくても買い物ができるから便利と思うかが、お金の貯まる人と貯まらない人の大きな違いです。
お金が貯まる人はクレジットカードを使うとしても、分割払いにすることはありません。お金を銀行口座から引き出して財布に入れ、それを持って買い物に行かないだけで、支払うお金は銀行口座に確保されています。
少額の買い物でもポイントが付くからという理由でクレジットカードを使ったり、ネットショッピングで買い物をしても、お金が貯まる家計管理の達人はクレジットカードの支払い分として毎月の流動費の中からきちんと取り分けておきます。
お金が貯まる人が一括払いにする理由は、分割払いをすることによって手数料を支払うのがイヤだから。その逆で、手数料への意識が低いのが、お金が貯まらない人です。
普通預金金利が0.001%、定期預金金利が0.01%(いずれもメガバンクの場合、2017年9月27日現在)にも関わらず、クレジットカードの分割払いの手数料は3回で12%程度、回数が多かったりリボ払いにしたりすると15%程度というのが現実です。
この手数料を高いと思うかどうかは個人的な感覚の違いですが、頻繁に利用していたら家計にとっては大きな差になるでしょう。
2. 家族のイベントは絶対に欠かさない
お金を貯められる人になるためには予算通りの支出を意識することは大切ですが、必要以上に節約をする、もしくは節約をすること自体が目的になってしまったら、毎日の暮らしが楽しくありません。
日頃きちんと節約しているお金が貯まる家族は、毎年ディズニーランドへ必ず行く、誕生日は少し奮発して外食をするなど、使い方は家族それぞれですがお金をかけるイベントを決めてそれだけは惜しまず使います。
そもそも、お金は「使う」ために貯めるものです。人生には住宅購入、教育、老後など大きなお金が必要となることもあり、「少しでもたくさん貯めなくては!」という気持ちもわかります。
でも使うからこそ、また頑張って貯めようと思えるもの。数ヶ月ならともかく、現役として働き続けるこの先数十年、ずっと節約し続けるなんて無理ですよね。
もうひとつ、子育てに追われていると「早く大きくなってほしいな…」と思うかもしれません。後になってみると子供が成長するのはあっという間。その年齢だからこその思い出、家族そろっての思い出を作れる時期はそう長くありません。
お金が貯まる人はメリハリの利いたお金の使い方をすることで、常に貯めるモチベーションをアップしているのです。
3. 冷蔵庫や冷凍庫の中に何が入っているかわかっている
家計費の中で、やりくりの上手・下手を判断する目安になるのが食費。冷蔵庫は、その食費を表す象徴的な存在です。やりくり上手の人は、何がどのくらい残っているのかがほぼ頭の中に入っています。だからダブって買ってしまうこともないし、買い忘れてもう一度買い物に行くようなこともめったにありません。
では、どうして、お金が貯まる人は買い物へ行く前に冷蔵庫チェックをしなくても、中にあるものがわかるのでしょう。
お金が貯まる人は冷蔵庫に限らずモノが少ない、モノが整理されているので、改めて冷蔵庫チェックをしなくても見ただけで、何があるかがひと目でわかります。モノを入れる場所が決まっているから、なくなったらすぐにわかるのです。調味料などもいくら安くても必要以上に買いだめはしないので、ストックしているアイテムや量は常に把握しています。
食費は節約をする前に、まずムダにしない、すべて使い切ることを心がけると、それだけでも減らすことができます。買い物も安いからといって飛びつくのではなく、計画的に購入することが節約につながるのです。