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陣痛ほどの痛みではないのですが、産後直後からしばらく下腹部の痛みが続くことがあります。これは「後陣痛(こうじんつう)」と呼ばれており、子宮が収縮する際の痛みです。痛みは産後数日以内でなくなります。
急に子宮が縮むので痛みを伴うと考えるのが一般的ですが、痛みが強いときは看護師さんや助産師さんに必ず伝えてくださいね。
- 山本産婦人科「後陣痛について」(http://www.yc-tsu.jp/dekigoto/nyuin/nyuin.html,2017年10月27日最終閲覧)
- 中川産科婦人科「マタニティ通信 第142回 後陣痛について」(http://www.nakagawa.or.jp/signal.html,2017年10月27日最終閲覧)
CASE8:筆者・たがめかめのが一番痛かった出産エピソード
私が3人出産した中で、一生忘れない「出産時の痛み」ナンバーワンは、「会陰切開の縫合」の痛みです。そのときは裂傷といい、切開する前に裂けてしまった状態でした。
「生まれたね、良かったねぇ」と助産師さんや立ち会ってくれた夫と話をしながら、分娩台の上で生まれて間もないわが子を抱きとめ、カンガルーケアをしていた時に突然鋭い痛みが襲いました。不意打ち過ぎて思わず叫んでしまうほど。
「あぁ、ごめんごめん。麻酔忘れた」
産婦人科医ののんびりとした一言。麻酔なしでの縫合はどうしたって痛いですよね。私史上ナンバーワンの痛みです。その後麻酔を打ってもらい縫合をしてもらえました。
でも、既に「どのくらい痛かったのか」までは覚えていません
陣痛・出産・縫合、一通り経験したなかではどれも痛かったです。この記事を執筆するに当たり、どの位痛かったのか?と振り返るとうまく思い出せない自分がいることに気付きました。
第三子は現在小学二年生。これだけ時間が経過すれば覚えていないのも当たり前かもしれませんね。けれど、分娩時の痛みであれほど苦しんだのに、第二子・第三子を妊娠し自然分娩で出産できたということは、分娩時の痛みは人生を大きく揺るがすものではないのかもしれません。
痛みをポジティブにとらえましょう
お産の痛みは、長くは続きません。余韻もなく出産すれば次第に治まります。産後は育児に追われるあまり、不思議なくらいお産を振り返ることや痛みを思い出すこともなくなります。
私の場合、包丁で指を切ってしまったときの痛みの方が、粘着質で長引く感覚です。でも、痛いものは痛い。これはしっかり受け止めていきましょう。わが子も頑張っていると、ポジティブに受け止めて痛みをうまく乗り越えていきましょう。
イラスト:アキタヒロミ










