私立・公立の小学校の違いとは?
私立小学校、公立小学校の学費の差を知る前に、両者の学校の違いを知っておきましょう。学費だけにフィーチャーしがちですが、私立も公立も、それぞれに魅力やメリットがあります。
もしかしたら学費より大切にすべきことが見つかるかも知れないので、参考にしてみてください。
私立小学校の特徴
- 独自のカリキュラムがある
- 親が教育熱心であることが多い
- 習い事や塾へ通っている確率が高い
- 教員の異動が少ない
- 同じ地域に住んでいる可能性が低い
私立小学校の一番の違いは、教育方針を独自で掲げていることが多いことです。そのため、独自のカリキュラムを用意している可能性が高くなります。
学校選びの中では、どんなカリキュラムを行っているのかも重要な選択要因になります。
公立小学校の特徴
- 近所に住む友達が多い
- 地域と連携したイベントを行うことが多い
- ほとんどの場合給食がある
- 障害のある子どもと関わる機会が多い
公立小学校は、私立小学校のように受験の必要がありません。そのため、さまざまな家庭の子どもと出会う機会が多く、他人への許容、思いやりなどを学ぶ機会が多いという意見もみられました。
私立ではお弁当持参の学校もありますが、公立の場合は給食の出る学校がほとんどです。共働きで子育てをしている家庭では、こういった点も大きな検討材料になります。
私立小学校に進学した場合の費用
私立の小学校にかかる費用の項目と平均額を見ていきましょう。学校によって差がありますので、記載した額はあくまで平均金額となります。今後いくら学費がかかるのかなど、だいたいの費用を把握しておきましょう。
また、入学金や学費だけでなく、それ以外にかかる諸経費のことも忘れてはなりません!公立よりも学費がかさむ私立学校の費用。思いもよらぬ出費が、生活を圧迫する可能性もあります。いざ、入学するときになって慌てないように、今からしっかりと計画を立てておきましょうね。
入学金などの諸経費
私立小学校に入学する際に必要な費用の主なものをまとめました。
- 入学金:10万円~
- 制服・体操服代:3万~10万
- 指定用品等:3万~
- 受験料:2万~3万
私立小学校は学校によって教育方針が大きく違うために必要な費用もかなり大きく違います。高額な教育費がかかる学校もあればリーズナブルなところももちろんあります。
月々かかるお金
私立小学校にかかる費用の主な項目と平均金額は以下のようになっています。
- 授業料:2万円~5万円程度
- 給食費:3,000円~程度
- 教材費等:4万~5万程度
- PTA会費:1,000円~
私立の小学校に通う場合は学校外でも塾など費用をかけるご家庭が多いようです。
また、遠方のケースも多く電車代やバス代など通学する際にもかかる費用があります。
公立小学校に進学した場合の費用
私立小学校の費用を把握したところで、次は公立小学校の場合を見て行きましょう。
公立の場合は無料化となっているため、基本的には入学金や学費はかかりません。では、いったいどんなものにお金がかかるのでしょうか。主にかかる費用の項目と平均金額をまとめてみました。
入学金などの諸経費
入学する際にかかる主な費用をまとめてみました。
- 入学金:0円
- 指定用品:6,000円程度
- 制服・体操服代:1万5千円~2万円程度
- 保険代:1,000円程度
その他に3年生にあがれば絵具セットや、辞書。4年生にあがれば習字セットや、彫刻刀セット。5年生になれば裁縫セットなど、学年が上がると必要な教材を購入する必要があります。
月々かかるお金
月にかかる主な費用は以下のとおりです。
- 授業料:0円
- 給食費:3,000円~4,000円程度
- PTA会費:100円~500円程度
- 修学旅行等の積立:7,000円程度
- 消耗品や教材費:2,000円程度
公立小学校の場合は授業料、教科書は無料ですのでお金はかかりません。また就学援助などの制度もありますので利用できる場合は利用することをおすすめします(所得制限あり)。
進路はしっかり話し合って決めましょう
お子さんにはよりよい環境でよりよい教育を、と考えてしまいますがお財布ともきちんと相談しなければ、生活が立ちゆかなくなる可能性もでてきます。中高大への進学も見据えて、小学校選びをすることが大切ですね。
公立はお金がかからない一方で、私立は年間に教育費160万円は用意できないと難しいと言われています。
小学校も中学校も公立だったけど、大学は国立医大!なんてこともありえます。将来への夢を持ちはじめる高校や大学で、子どもの志望校へと進学できないのは親としてもつらいものですから、家庭全体の支出を見越して、通学可能な小学校を選ぶようにしましょう。