気づけば、我が子が私を「親」にしてくれていた。子育てを通して感じたこと

ママになったばかりの皆さんは、とまどいや不安とともに毎日育児と向き合っていることと思います。ときにはつらさや寂しさを感じることもあるかもしれません。しかし、我が子の成長を実感すると一瞬で大変なことも吹き飛びますよね。出産するまでは子供の世話をすることが子育てだと思っていたけれど、ふと「自分が我が子に成長させてもらっている」と気づくことはありませんか。今回は、頼りない自分が親になっていると筆者が感じたときのことをお話ししたいと思います。

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世話をするだけではない。ともに成長していくこと、それが子育て

赤ちゃんのお世話は毎日本当に大変ですよね。

初めての子育てには不安や心配もつきもの。ふと「これで良いのかな…」と思うことがあっても、おむつ替え、離乳食作り、トイレトレーニングやそれに続くイヤイヤ期との格闘など、忙しさに追われてじっくり自分と向き合う時間までは無いかもしれません。

そんななか筆者は、子供に学ばされたり親として成長しようと努力したりしている自分がいたことに気づきました。

育てるつもりが、育てられていることに気づく毎日

筆者には、現在小学校三年生の息子が1人います。やんちゃ盛りで毎日元気に走り回っていますが、最近は少しづつ親離れが始まっているのか、親子の関わり方も変化してきました。

息子の成長を喜びつつも、少し寂しく感じることもあります。そういうときは息子と歩んできた9年間を思い出し、自分も息子に負けないように前進しようと思う今日この頃。

気持ちにも少しゆとりができたため、「親になってからの自分」を振り返って再発見した、自分自身の成長や変化についてつづってみたいと思います。

慣れない子育てに奮闘中のママの皆さん、「何年か頑張った先、自分はどんなふうに成長しているのかな」と想像しながら読んでいただけたらうれしいです。

「親なんだから」というプレッシャーから自由に

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筆者は、自分が親に向いていないタイプだと思っていました。小さな子供との接し方がわからず、赤ちゃんにも泣かれてしまうのではないかといつも不安で子供はどちらかというと苦手。それがコンプレックスでした。妊娠中も「ちゃんと親になれるのだろうか」と、漠然とした不安がぬぐいきれないまま。

実際に子育てを経験してみると思い通りにできないことがあまりにも多すぎて、勝手に抱いていた「親はこうあるべき」というイメージが良い意味で崩れ去ったなと思います。

それが良かったのか、今では息子の同級生たちから「〇〇くんのママ、人気者やなぁ」とまで言ってもらえるようになりました。参観日に学校へ行くと気づけば子供たちが周りにたくさん集まって来て、じゃんけんをしたりなぜかくっついてきたり…。

今も子育てを通して「親」や「大人」など特定のカテゴリーにとらわれるより、同じ「人」として心を込めて接することの大切さを学んでいます。

「子供好き」より「人間好き」に

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子育ては一人ではできません。社会とうまく関わりながら取り組むものだと筆者は思っています。一歩外に出ると、見ず知らずの人からのささやかな親切が泣きたくなるほどありがたかった!という経験も珍しくありません。

筆者は関西在住なので、世話好きな関西のおばちゃんパワーに圧倒されてありがた迷惑なこともありますが…。それでも、一人じゃないという安心感はとても大きな力になります。

買い物に行き、レジへ並んでいる間に抱っこしている息子がぐずったことがありました。混んでいる店内で並び直す元気もなくあやしていると、すぐ後ろにいたおばあちゃんが「ひなたで背中をなでるとよく寝るよ」と言いながら、息子にほほ笑みかけてくれました。

それまでは知らない人にほほ笑みかけることすらできなかった筆者ですが、今は小さな子供を連れているママを見かけると無条件に応援したい気持ちになります。

実際に手を差し伸べるわけではないときでも、息子が小さかったときのことを思い出していとしさや懐かしさを感じ、「一人じゃないよ」と思うことも。ときにはお手伝いをしたり、ただおしゃべりしたりするなんてこともあります。

息子や、息子に何気なく関わってくれたいろいろな方々のおかげで、知らない人のことも気にかけるようになれたのだと思います。人見知りのときの自分より、やや内気だけれどお節介焼きになった今の自分の方が少しだけ気に入っています。

弱音を吐ける強さを持てるように

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甘えるのには勇気がいります。「つらい」とか「しんどい」といったネガティブな言葉はあまり言いたくないものですよね。頑張っていないように思われたくない!というプライドが邪魔をするときもあるのではないでしょうか。

助けてもらうには黙って待っているだけではなく、自分から謙虚な気持ちでお願いする必要があることも。

筆者も夫も親に頼ることができない家庭環境なので、とにかく夫婦で協力して子育てに取り組んできました。初めてづくしの毎日で、誰かに頼ったり甘えたりしないで子育てをするのは、経済的にも体力的にも、もちろん精神的にもかなりつらいものでした。

しかし、自分の弱さを正直に打ち明けられるのは、心が弱いのではなくむしろ自分の弱さを受け入れる心の強さがあるのだということを子育てを通して知りました。

幸いなことに心の温かい友人たちに恵まれ、私たち夫婦が本当に必要としているサポートを喜んでしてくれました。

出産後退院してからの3ヶ月は、こちらがお願いする間もなく毎日手作りの晩ご飯を届けてくれたり、寝不足を少しでも解消できるようにと週に2回、仕事帰りに息子の面倒を見にきてくれたりしてくれた友人もいます。遊んでくれている声を聞きながら、安心して仮眠することができました。

たくさんの支えと応援のおかげで、「助けてほしい」と言うことが怖くなくなりました。強がったりがまんしたりすることが少なくなったので、前より自然体で人と接することができるようになった気がします。

私が強がらないで接すると相手の人も素直になりやすいようで、苦手な人や嫌いな人も減りました。息子を通じて接する人の温かさが、堅くなりがちだった私の心を広げてくれたのかもしれませんね。

ママだって、まだまだ成長期!

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正解がない子育て。誰かが採点でもしてくれたらもっとやりがいがあるのに…と思ったことも、ときにはあります。

しかし、子育てに奮闘してきたこの数年間を振り返ると、息子の成長はもちろんですが自分の心や考え方も大きく変化し成長してきたんだと感じます。

今、目の前の子育てだけで精いっぱいというママも、何年かたったら今とは違った見方で自分を見つめられるようになっているのではないでしょうか。大人になると誰かに評価されたり褒めてもらったりすることは少なくなりますが、親になってからの自分自身の成長を振り返ると、自分のことを褒めてあげたくなるかも。

うちの息子はこれから、声変わりや恐怖の反抗期を迎えます。どんな息子もしっかり受け止められるよう、筆者も心磨きを頑張ろうと思います。筆者自身、40歳になったところですがまだまだこれから。息子と共にまだまだ成長していきます!

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