月8万円以上を積み立てる必要があるけれど…
「1年で100万円」を達成するなら、単純計算で毎月83,334円を貯金に回す必要があります。ただ、いま貯金の習慣がない方は「いきなり8万円なんて無理」と思うかもしれませんね。
もしボーナスがあるなら、その一部を使って上乗せすると、毎月の貯金額を抑えることができます。たとえば、年2回のボーナスから10万円ずつ貯金できるなら、毎月の貯金額は66,667円に。ボーナスから各20万円なら、毎月の貯金額は50,000円まで下げられます(下の図を参照)。
「ボーナスはないけれど、1年で100万円はどうしても達成したい」のなら、代わりに年間の大きな支出を減らすことも検討を。たとえば、年2回の家族旅行を1回に減らす、あるいは車の買い換えを延期するなどして、浮いた分を貯金に回すのです。
無理に「1年で達成」にこだわらなくてもよい
あるいは、1年から1年半へと期限を延ばし、徐々に貯金額を増やすという方法も。当初は毎月30,000円、半年後に毎月60,000円へアップ。さらに半年後には77,000円と段階的に上げていきます。無理のない金額で始め、貯金の習慣がつくにつれて増額していくわけです。
冒頭から矛盾するようですが、「1年で100万円」というわかりやすい目標を立てても、貯金が続かなければ意味がありません。無理のあるプランだとどこかのタイミングで反動があり、衝動買いをしたり、せっかくの貯金を取り崩したりする可能性もあります。達成までの期間と毎月の貯金額のバランスをとりながら、実現できそうなプランを設定しましょう。