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妊活では87%の女性がストレスを感じている。妊活調査から見えるもの

ここ数年、世間に浸透しつつある「妊活」という言葉。芸能人が妊活をしていたり、SNSやテレビ番組でも取り上げられたり、テレビドラマが放送されたり。一般的には少しずつ認知度が上がっている妊活という言葉ですが、実際に妊活をしていないと多くのことは知らないままかもしれません。今回は経験者に妊活についてのアンケートを実施。何か見えるのもはあったのでしょうか?ぜひチェックしてくださいね。

PIXTA

「妊活」とは?

昨今、「妊活」という言葉の認知度が上がり、一般的に使われるようになっています。また、ブログやSNSなどで妊活についての情報を発信している方を見かけることも多くなりました。2018年1月には妊活をテーマにしたドラマが放映され、妊活経験者からは共感をよんでいるようです。

妊活は、「妊娠についての正しい知識をつけ、自分の体の状態を把握し、妊娠するために前向きに活動すること。将来、妊娠しやすくするための体作りや生活スタイルを整えること」を言います。「妊活」という言葉が世間に広がってはいるものの、実際に妊活をしている方の悩みはあまり知られていないという事実があります。

妊活をしている方は、どのようなことで悩みを抱えているのでしょうか?

調査概要

  • 調査名称:妊活の体験談
  • 調査対象:妊活経験のある男女
  • 有効回答数:1089(20代:336名、30代:645名、40代:108名/女性:999名、男性:90名)
  • 調査期間:2017年12月13日~2月18日

<こそだてハック調べ>

妊活経験者へのアンケートで見えてくるものとは

「妊活」という言葉だけがひとり歩きし、妊活を経験していない人は実際にどのようなものかが分からない状態。そう言っても過言でないほど、詳細に関しては知られていない場合がほとんどかもしれません。それは、妊活中の方がどのようなことで悩み、苦しんでいるのか知らないことと同じですよね。

今回、妊活を実際に経験した方にアンケートを実施して答えて頂いた結果から、「妊活」について知ると同時に、妊活経験者の方の悩みについても知ることができるかもしれません。

どのような結果が見えてきたのでしょうか?

Q. 妊活を始めた年齢は?

こそだてハック

働く女性が増え、晩婚化どころか「結婚しない」という選択肢もある時代。

しかし、「妊活」という言葉が広まっている影響もあるのか、約半数の方が20代で妊活を始めています。

Q.妊活を始めようと伝えたのはどちらからですか?

こそだてハック

妊活を始めようとパートナーに伝えたのは約8割が女性です。

男性はどうしても他人ごとのようになってしまうのか、妊活を積極的に考えるのは難しいようです…。

Q.妊活としてどんなことに取り組みましたか?

こそだてハック

「排卵日に合わせて性行為をする」が1番目に挙がっています。続いて2番目に「基礎体温を測る」、3番目に「葉酸の摂取」と言う結果に。

結果から見ても、女性自身が自分の体を管理して、しっかり取り組んでいる様子がうかがえます。

また、4割以上の方が不妊治療に踏み出していることも分かりました。

Q.妊活を始めて妊娠するまでどれくらいかかりましたか?

こそだてハック

妊活をスタートしてから妊娠するまでの期間は、開始する年齢が上がるにつれて長くなっています。

さらに、35歳以上の妊活経験者の4人に1人は、赤ちゃんを授かるまでに3年以上の妊活期間を経ていることが分かりました。

Q.妊活中ストレスを感じましたか?

こそだてハック

妊活をしているとさまざまな葛藤や悩み、悔しい気持ち、痛みなどと向き合わなければならないことがありますね。

やはり、妊活中87.3%の女性がストレスを感じているという結果が。ほとんどの女性がストレスと戦いながら妊活と向き合われているのですね。

それに対し、男性は61.1%。ここでも少し男女で差が出るようです。

Q.妊活中のストレス原因はなんでしたか?

こそだてハック

男女とも1位は「なかなか妊娠しない焦り」でした。自分自身ではどうにも解決できず、どうにもならないためストレスになってしまうようです。

女性の2位は「周囲の人の妊娠報告や子供の話を聞くこと」。男性の2位は「毎月タイミングを合わせての性行為」。女性は周りの環境でストレスを感じていることに対して、男性はパートナーに対してストレスに感じてしまうことが多いことも分かりました。

Q.妊活の前後で、パートナーとの仲はどうなりましたか?

こそだてハック

「変わらなかった」という回答が半数以上を占めていますが、仲が悪くなったとの回答は7.7%という少数意見。

体力的にも精神的にも負担がかかり、男女で考え方もとらえ方も違う…お互いがストレスになりうる妊活。それでも仲が変わらなかったり、さらに仲良くなったりするということは、そこには「夫婦」という、切っても切れない固い絆があるからなのかもしれません。

妊活は女性1人が行うものではなく、夫婦で行うものです

夫婦 手 PIXTA

「妊活」というと、体への負担などもあることから女性だけが行うようなイメージがあるかもしれません。

しかし、赤ちゃんは夫婦2人で授かるもの。女性だけではなく、男性も関係があることです。

それでも、治療などでつらい思いをするのは女性になってしまうことがあるのも事実。そこで女性が孤独にならないように、男性にはしっかりとサポートしてほしいものですよね。話を聞いてくれるだけでも違います。妊活中なのは1人ではなく「2人」です。

男性と女性は考え方も違って当たり前ですし、衝突するのも仕方がありません。それでも夫婦です。大変なときだからこそ2人で寄り添って歩んでいきたいですね。

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