「第15回タリーズ ピクチャーブックアワード」受賞作品が販売へ
皆さんは、5/1から全国のタリーズコーヒーの店舗にて、絵本コンテスト「第15回タリーズ ピクチャーブックアワード」の受賞3作品が販売されているのを知っていますか?
「タリーズ ピクチャーブックアワード」とは、タリーズの経営理念の一つである「子供たちや青少年の成長を促すために、夢や目標のお手伝いをする」に基づき、絵本作家の発掘・支援、そして絵本を読む子供たちに夢や希望を届けたいという思いから始まったプロジェクトです。
作品は一般公募で募集。「ストーリー賞」は世代を問わず応募ができ、キッズ部門では小学生以下の児童を対象に、その年ごとのテーマに沿ったイラストも募集しています。
今年はストーリー部門・絵本部門合計約370作品の応募の中から、「絵本大賞」「特別賞」「ストーリー賞」の各受賞作品がそれぞれ決まりました。
受賞作品は全国のタリーズ店舗で5/1より販売開始しているほか、児童養護施設やこども病院などへ寄贈されます。絵本の売り上げの一部は教室建設や教員研修などを通じて、子供たちが安心して学べる環境づくりに取り組むNGO団体「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が実施する途上国の子供たちへの教育支援に寄付しています。
絵本の価格はいずれも1冊1,000円(税込)です。
受賞3作品の絵本を紹介
今回の「タリーズ ピクチャーブックアワード」で賞を獲得した3作品はどれも興味を引き付けられるものばかり。
絵本部門絵本大賞を受賞した、読んだ後は心がほっこりする『ゾウさんのセーター』、絵本部門特別賞を受賞した、キュートなオオカミくんのイラストがたまらない『オオカミくん ガブリ』、ストーリー部門ストーリー賞を受賞した、夢が広がるお話の『オレをもっていけ』。全て個性的な題名で、どんな絵本なのかな?とページをめくってみたくなります。
それぞれの作品について少しだけ内容を紹介します。
1.冬でもみんなの優しさで心が温かくなる『ゾウさんのセーター』
タリーズコーヒージャパン
寒いところに迷い込んでしまったゾウさん。そこへ1匹のウサギさんが近づいてくることからストーリーは進んでいきます。
冬の真っ白な雪野原を1人ブルブル震えながら歩くゾウさんのために、ウサギさんをはじめいろいろな動物たちが力を合わせてセーターを作っていくお話です。
「寒い冬でも皆の優しさで心は温かくなる」をコンセプトに描かれ、読み終わった後は心までほっこり温まります。親子で読むのにおすすめの1冊。
作者紹介
- 中村 紅葉(文・絵)
- 1998年生まれ 北海道教育大学岩見沢校在学
- 第7回MOE創作絵本グランプリ 佳作受賞
2.やってみよう!という気持ちになれる『オオカミくん ガブリ』
タリーズコーヒージャパン
悪い動物たちを追い払ってくれるパパの「ガブリ」に憧れるけれど、自分の歯がまだ生えてこないことが悩みのオオカミくん。パパみたいな「ガブリ」がどうやったら自分にもできるか一生懸命考えてみます。
発想力に思わずクスッとしてしまうしまうストーリーで、読んだ後は「おかしくてもいいや、やってみよう」と勇気がもらえます。くりくりお目目でかわいいオオカミくんのイラストも印象的です。
どうしたら、パパみたいにりっぱなオオカミになれるかな?こんどこそ、きっとうまくいくはず?アイデアいっぱいでユーモアも溢れる絵本です。
作者紹介
- まるやま なお(文・絵)
- 第3回三鷹市星と森と絵本の家 回廊ギャラリー展示絵本原画公募 優秀作
- 第5回ノート展 キャラクター部門 大賞
- 第11回絵本大賞 絵本部門 優秀賞
3.皆の世界が広がっていくかも『オレをもっていけ』
タリーズコーヒージャパン
みっちゃんは毎日本棚へお気に入りの絵本を取りにやってきます。ある日いつものように本棚へ行くと「今日はオレさまの本にしろ」と、大きな口を開けた怪獣がみっちゃんのことを見ていて…。
お気に入りの本も大切だけれど、たまには違った本を手に取ってみれば世界がぐーんと広がるかもしれない。そんな作者のメッセージが詰まったストーリーです。親子で絵本の中の怪獣につい声をかけたくなります。
みっちゃんは、お姫さまが出てくるかわいい絵本が大好き。今夜も、絵本を選びに本棚に来ると…。夢がどんどん広がる、とっても明るいファンタジー性が高い絵本です。
作者紹介
- ふじもり かほる(文)
- 1968年生まれ
- 子育て中に創作を始めるが途中で頓挫。その後勤めた特別支援員時代に子供たちに読み聞かせた、数々の絵本たちに刺激を受け創作を再開。
- うめだ ゆみ(絵)
- 東京生まれ 3人兄妹の真ん中
- 子供のころから描いたり作ったり縫ったりすることが好きだった。絵本やイラストを描く傍ら、刺繍(ししゅう)作家・手芸作家としても活躍中。
カフェタイムのお供にいかがですか?
タリーズコーヒージャパン
「読み手である子供たちに夢や希望を与える、ハッピーな作品」のテーマにふさわしい作品が集まった今回のタリーズ ピクチャーブックアワード。どの絵本もお話の世界観へ子供たちを引き込んでくれそうな作品で手に取ってみたくなりますね。
絵本を購入することで子供たちの教育環境の手助けにつながる、という点も親の立場からすると共感ができるのではないでしょうか。
新しい絵本を目の前にしたときの子供の目の輝きは、何回見てもほほ笑ましいもの。たまにはカフェタイム時に親子そろって読書をしてみませんか?
読ませてみたい・読んでみたい絵本がある場合はぜひ全国のタリーズ店舗へ足を運んでみてくださいね。
※一部取り扱いをしていない店舗があるので、気になる方は事前に店舗へ確認をしてみることをおすすめします。