多忙なママにおすすめ、手軽作り置きおかず
育児、家事、仕事と大忙しなママたち。本当にお疲れ様です。毎日の食事作りはママの大切な役割の一つですが、やることの多いママたちは、なかなかゆっくりと手の込んだ食事は作れないものですよね。
時間はかけられないけど、家族皆が満足してくれるものを作ってあげたいというママもいるのではないでしょうか。
手軽で、何度も食べたくなるレシピが知りたいというママの願いを少しでもかなえたい…そんな思いから、今回は簡単でかつ毎日の時短にもつながるような作り置きおかずを紹介します。
「料理」という言葉を聞いただけで、構えてしまうというママもいるかもしれません。しかし、この記事で紹介するレシピはどれも「簡単」なので、初心者ママでもパパにも挑戦できるレシピになっています。
今すぐ作りたい、皆が大満足な作り置きおかず6選
近年、SNSや書籍で見かけることが増えた「作り置きおかず」は、忙しいママたちが時間のあるときに作り、サッと出して食べられるおかずのこと。
「常備菜」とも言われていますが、味付け調や理法、保存方法を工夫すれば2~3日、または3~4日冷蔵庫で保管しておけて、とても便利な料理です。
さらに少しだけ残った作り置きおかずをアレンジして、他の料理に使うことができるのも魅力の一つ。今回は筆者考案の作り置きおかず6選をご紹介します。
1.彩り鮮やか『ウインナーとアスパラのバジルソテー』
まずはサッと炒めるだけで完成する「ウインナーとアスパラのバジルソテー」です。バジルはどこのスーパーでも手に入るハーブですが、無くてもOK!
朝ご飯にぴったりのウインナーですが、野菜も一緒に食べてほしいという願いから作られたメニューです。色鮮やかなアスパラとパプリカを一緒に炒めることで、見た目もきれいですよね。
バターとニンニクの香りでさらに食欲をそそります。
材料(2人分)
- ウインナー:4本
- アスパラ:2本
- パプリカ(黄色):1/2個
- バター:大さじ1
- すりおろしニンニク:少々
- スイートバジル:少々
- 塩:小さじ1/2~1
作り方
- ウインナー、パプリカは食べやすい長さにカットする。アスパラは硬い下部分をカットし、ピーラーでむいて食べやすい長さに切る。
- フライパンにバター、すりおろしニンニクを入れて中火にかける。香りが出たらウインナーを炒める。
- アスパラ、パプリカを加えて炒めたら、スイートバジル、塩を入れて全体に行きわたったら完成。
2.味付けは白だし一つで決まる「野菜のさっと煮」
料理の要である味付けが、なかなか決まらないというママもいるかもしれません。そんなときの強い味方なのが「白だし」です。
しっかりとしただしが奥深い味を生み出し、また食材の味を邪魔しません。その白だしを使った「野菜のさっと煮」はわずか5分で完成する最強時短レシピです。
味が染みこみやすいニンジン、ダイコンを使い、何度も食べたくなる煮物を作りました。千切りにカットすることで煮込む時間を短くしています。
今回は手軽にするため板こんにゃくを下ゆでせずに使っていますが、気になる方はサッと下ゆでしてください。また、板こんにゃくではなく糸こんにゃくを使ってもOKです。
材料(2人分)
- ニンジン:100g
- ダイコン:100g
- 板こんにゃくまたは糸こんにゃく:100g
- ごま油:大さじ1
- 白だし:50ml
- 水:350ml
作り方
- ニンジン、ダイコン、板こんにゃくを千切りにする。糸こんにゃくを使う場合は食べやすい長さにカットする。
- フライパンにごま油を入れてニンジン、ダイコンをサッと炒める。透き通ってきたら板こんにゃくを入れてさらに炒める。
- 白だし、水を加えて5分煮たら完成です。
3.野菜たっぷり食べ応え抜群「イカの中華炒め」
魚や魚介類は包丁でさばいたり、下処理をしたりと何かと面倒ですよね。そこで冷凍ロールイカを使って手軽に「イカの中華炒め」を作ってみませんか?
内臓や骨が取ってある冷凍ロールイカなら扱いやすく、食べ応えのある料理になるのでおすすめです。冷凍ロールイカでも皮がついている場合は剥がしましょう。
包丁で少し切れ目を入れると味が絡んで、一層満足できる一品になります。一緒に炒める野菜はお好みのものでOK。野菜室にある余りものを使って無駄なく作りましょう。少しだけ味を濃い目にし、ご飯にあうようにしています。
材料(3~4人分)
- 冷凍ロールイカ:300g
- タマネギ:200g
- ピーマン:100g
- パプリカ(赤、黄):各50g
- ごま油:大さじ1
- 料理酒:大さじ1
- 水:1カップ(200ml)
- 顆粒鶏がらだし:小さじ2
- 塩:小さじ1
- 水溶き片栗粉:少々
作り方
- 冷凍ロールイカを解凍し、皮を取る。格子状に切れ目を片面へ入れたら食べやすい大きさにカットする。野菜は千切りにする。
- フライパンにごま油を入れて野菜をサッと炒めたらイカを入れる。イカに少し火が通ったら料理酒、水、顆粒鶏がらだしを入れて煮る。
- ひと煮立ちしたら塩で味を調えて水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成。
4.トマト缶不要!ケチャップで作る「ミートソース」
一見手が込んでいるように見えるミートソースですが、実は簡単に作ることができるのを知っていますか?材料を炒めて煮込むだけで、おいしいミートソースが完成します。
さらにトマト缶は使わずにケチャップで作るので、酸味が少ないミートソースです。たくさん作って冷凍保存し、使いたときに必要な分だけ解凍して食べられる作り置きおかずになっています。
スパゲティ以外にもパンやドリア、野菜にもトッピングできるので、作っておいて損はなしです。
材料(3~4人分)
- 牛・豚合い挽き肉:200g
- ニンジン:200g
- タマネギ:200g
- オリーブオイルまたはサラダ油:大さじ1
- すりおろしニンニク:小さじ1
- 水:1/2カップ(100ml)
- ケチャップ:1カップ(200ml)
- 中濃ソース(無くてもOK):大さじ2
- 砂糖:小さじ1
- 粉末コンソメ:小さじ2
- 塩:少々
作り方
- ニンジン、タマネギはみじん切りにする。鍋にオリーブオイルまたはサラダ油を入れ、すりおろしニンニクを入れて香りを出す。
- 牛・豚合い挽き肉を入れてほぐすように炒める。少し色が変わったらタマネギ、ニンジンを入れて炒める。火が通ったら水、ケチャップ、中濃ソースを加えて煮込む。
- 焦げないように混ぜながら煮込む。煮詰まったら砂糖、粉末コンソメを加えてさらに煮込む。塩で味を調えたら完成。
5.癖のある春菊を食べやすく変身「春菊とベーコンの洋風サラダ」
シャキシャキした食感がおいしい春菊ですが、少し癖があるため子供は食べにくいということありますよね。筆者の子供たちは春菊が苦手のようで、なかなか箸が進みません。
そんなときに思いついたレシピが「春菊とベーコンの洋風サラダ」です。コクのあるベーコンやマヨネーズを組み合わせることで春菊の独特な味をまろやかにしてくれます。
隠し味としてしょうゆを加えることで食べやすくしてみました。思わず器を抱えて食べたくなりますよ。
材料(2~3人)
- 春菊:2袋(約360g)
- ニンジン:60g
- ベーコン:60g
- マヨネーズ:大さじ3
- しょうゆ:大さじ1
- 塩:少々
作り方
- ベーコンを食べやすい大きさにカットし、カリッと焼いて冷ましておく。
- 春菊は2~3cmに切り、ニンジンは千切りにしてゆでる。柔らかくなったら流水で冷やして水気をしっかり絞る。
- ベーコンを加えて、マヨネーズ、しょうゆ、塩で味付けをしたら完成。
6.材料を混ぜるだけ「ミックスビーンズの中華マリネ」
最後は材料を混ぜるだけで完成する「ミックスビーンズの中華マリネ」です。包丁やまな板を使わず、ガスなどの火も使いません。市販のミックスビーンズ缶に調味料を和えるだけとシンプルな調理法です。
とても時短になりますし、洗い物も少なくて楽ですよ。子供だけで作ることも可能なので、初めての料理にぴったりです。完成してすぐに食べても良いですが、1~2日置くと味が中まで染みこみます。
今回はミックスビーンズですが、大豆の水煮やひよこ豆など、アレンジも広がるマリネなのでいろいろ作ってみてください。そのまま食べても、パンに挟んでもおいしいです。
材料(2~3人分)
- ミックスビーンズ缶:1缶(約400g)
- しょうゆ:大さじ1~2
- ごま油:大さじ1~2
- 穀物酢:小さじ1~2
- 白いりごま:少々
作り方
- ミックスビーンズをザルに出し、軽く水で洗ったら水気を切る。
- しょうゆ、ごま油、穀物酢、白いりごまと混ぜたら完成。
時短作り置きおかずを作って、食事を楽しもう
筆者はライター業以外にも仕事をしているため、毎日があっという間に過ぎ去ります。家事、育児、仕事…ドタバタな日々で夜は疲れてしまい、料理が手につきません。
最近では時間を見つけてできる限り作り置きおかずを作って、時短しています。同じように過ごすママの助けになれば筆者もうれしいです。
作り置きおかずは簡単、時短だけでなく、時間が経つほどおいしく食べられるレシピでもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
無理なく料理をし、家族皆で楽しく食事をしましょう。