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7/27よる10時『透明なゆりかご』第2話のテーマは「母性」あらすじを紹介

7/20より放送が開始された『透明なゆりかご』。第1話は、主人公の青田アオイが初めての仕事でもある産婦人科の見習い看護師として、堕胎された赤ちゃんを保存液に入れ、心を閉ざした未受診妊婦に寄り添い心を開かせるという内容でした。悲しい結末の先に見つけた小さな希望を信じながら次の仕事に挑むアオイの姿は、高校生にしてはとても頼もしく感じた方もいたのではないでしょうか?次はどんな出来事が待ち受けるのかと期待が高まる第2話、7/27の22時よりNHKにて放送。今回はその内容についてご紹介します。

『透明なゆりかご』とは

NHKドラマ『透明なゆりかご』の原作は、沖田×華の著書による同名の漫画です。主人公青田アオイは高校生。母の勧めで、見習い看護師として産婦人科で働くことになります。

産婦人科は新しい命が生まれていく場所と思っていたアオイが目の当たりにしたのは、望まれなかった命の存在。とても明るい世界だと思っていた産婦人科の暗くて目をそむけたくなるような世界に、アオイは戸惑いを隠しきれません。

しかしそんな毎日の中でも、アオイは独自の目線で深い悲しみの裏にある「産む側の心」を理解し、気持ちを整理していきます。少しずつ成長していくアオイを通して「命」とはいったい何なのかということを問いかける内容となっています。

第2話のテーマのひとつ「ハイリスク妊婦」とは?

©沖田×華

『透明なゆりかご』の第2話のあらすじでは、里佳子という妊婦が妊娠を継続すべきかどうかという内容がでてきます。彼女は10歳のときに発症した糖尿病による網膜症で弱視を患っています。

里佳子は、いわゆる「ハイリスク妊娠」。ハイリスク妊娠とは、母体もしくは胎児のどちらかもしくは両方に、妊娠を継続することでとても深刻な事態が生じてしまう可能性がある妊婦をいいます。

里佳子の場合はもともと糖尿病を患っており、妊娠を継続することで悪化し、失明してしまう危険性があります。そのため母体保護法の一つとして定められている「母体の健康を著しく害する恐れのある場合は人工中絶が可能」に該当するため、妊娠を継続するか中絶をするかの選択ができるのです。

里佳子の体を思う夫や周囲の意見としては中絶を選択してほしいところ。しかしそれだけでは割り切れないのが里佳子が持つ「母性」なんですよね。

出典元:

「母性」ってなんだろう?

母親 amana images

『透明なゆりかご』の第2話のタイトルは「母性ってなに」です。この回では、アオイが働いている医院の表に赤ちゃんが捨てられており、アオイがその赤ちゃんのお世話係に。お世話をする中で、アオイは見ず知らずの赤ちゃんに愛情を抱くようになっていきます。

せっかく生んだ赤ちゃんをすぐに捨てなければならなかった状況というのは、計り知れません。赤ちゃんが捨てられたという事実だけに注目すれば、なんて残酷でひどい親だと思うでしょう。

しかし、同じ行為であっても、「捨てられた赤ちゃんはなぜゴミ箱ではなく医院に捨てられたのか?」を考えると、そこには隠れた「母性」が感じられませんか?

「母性」とは自覚できないもの?

ふだんの生活の中では、自分自身に母性があるかどうかを考える機会は少ないかもしれません。しかし、子育てをしているママの中には、「自分には母性がないんじゃないか?」と悩む方はいます。これから紹介するコメントは、ママリに寄せられたママの声です。

子供が産まれてから今も可愛くない、愛せないです。その事で悩み続けています。妊娠した時は嬉しかったのに、産んだらこんなはずじゃなかった。
もう、うっとうしいに近い状態です。
同じような悩みをもつ方おられますか??
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妊娠中は、これから始まる赤ちゃんとの生活が楽しみで仕方がなかったはずなのに、実際始まってみると思い通りにいかないことばかりで、「こんなはずじゃなかった」と思うママ。意外と多いのでは?

子育ては思い通りにいかないことの連続。出産を経験したことがあるママでも、1人目と2人目の子育ての違いに戸惑ってしまうこともあるでしょう。それが当たり前なのですが、「もしかして自分はおかしいのかな?」と考えてしまうママもいます。

母性ってなに?
全く出てこない。
寝てる子見て可愛いなとは思う。
でもなんかまだ母親の自覚ない。
寝れないうるさいストレスでぶん投げたくなる時もある。
今は実家だから色んな人が構ってくれてるけど家に帰ってから2人きりでやっていけるのだろうか。
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赤ちゃんは泣くものだけれど、ずっと泣かれるのは誰でもつらいことですよね。ついイライラしてしまうのは当然なのですが、それがとても悪いことに思えてくる。自分にはママの資格がないんじゃないかと自責の念に駆られてしまいやすくなります。

しかし最初は戸惑うばかりの毎日でも、すぐそばに守りたいと思える命があれば、時間の経過とともに気持ちにも変化が訪れるのかもしれません。

私もはじめは全くでした💦
かんか心が置いていかれているというか…
子供好きだし、妊娠後本たくさん買って読んだり。凄く楽しみにしてたはずなのに
ぽかーんって感じで…
世話せねばならぬからする。
みたいな感じでした 笑

でも自分が育児に慣れてきて、少しづつ表情も出てきて…
気付いたら あぁ〜私の娘❤️
ってなってました 笑
因みに未だに あ。私母親なんだってふと思うことがあります 笑
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「母性」とは、弱くて守るべきものに触れることで育つものなのかもしれません。それは、決して子供を産まないと作られないものではなく、男性でも妊娠の経験がない人でも、だれでも持つことができるもののように感じます。経験や周りの環境によって大きくなっていくものなのかもしれませんね。

「命を守る」ということについて考えるきっかけにしよう

命 PIXTA

『透明なゆりかご』の第2話でテーマとなる「母性」。病院に置き去りにされた赤ちゃんのお世話や、持病によって赤ちゃんを諦めなければならない状況にある人たちを見て、アオイは何を感じ、どのように受け止めるのでしょうか?

強く望まれる命もあれば、捨てられる命もある。その命に違いはあるのでしょうか?「命」とは何なのか、について、このドラマを通じて考えるきっかけになるとよいですね。

7/20(金)よる10時『透明なゆりかご』がNHKにて放送開始!

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