いい夫婦の日を記念して夫婦関係に関するアンケートが実施されました
毎日慌ただしく育児をしていると、つい大切でかけがえのない自分のパートナーに対して、考える時間や会話する時間が減ってしまうもの。気づけば忙しすぎてあまり会話をしていない…、そんな事態に陥っていませんか?結婚してから年月が経ち、子供が生まれて取り巻く環境が変わったとしても、いつもでも夫婦仲は良好でいたいものですよね。
オンラインベビーシッターサービスを提供する「キッズライン」が11月22日の「いい夫婦」の日を記念し、子育て中の男女に対し夫婦関係に関するアンケートを行いました。
一つの質問に対し、「仲がいい夫婦」と「仲が悪い夫婦」の結果を比較しながら、夫婦仲を円満に保つために大事なポイントを見つけ出せる内容となっています。
皆さんも、改めて夫婦でお互いのことを考え合う機会を設けてみませんか?
調査概要
- 調査期間:2018年10月26日~10月29日
- 調査対象:子育て中の女性150名、男性4名
- 就労状況:共働き世帯/75.3%、片親のみ就労世帯/16.9%
- 調査方法:インターネット調査
仲が良い夫婦と仲が悪い夫婦の違いは?アンケート結果を紹介
ここからはアンケートの結果から見えてきた、仲がいい夫婦と仲が悪い夫婦の習慣、考え方、価値観について、比較しながら見ていきたいと思います。
アンケート結果は、「自分と夫の関係はどうかな…」と一つ一つ考えてしまうほど興味深い結果となっていました。皆さんも、自分とパートナーとの普段の会話内容や接し方をイメージしながら読み進めていくと、「こういう部分は直したほうがいいのかも」「こういうことは継続していこう」などと、参考になるはずですよ!
仲が良い夫婦はスキンシップや2人で出かける時間を大切にしている!
キッズライン調べ
「自分たち夫婦に当てはまるものは何ですか?」という質問では、夫婦間でどのような習慣があるのかを聞きました。仲が良い夫婦と悪い夫婦で選択した項目の順に大きな差はありませんでしたが、数値の差が大きく出る結果に。
仲が良い夫婦で1位、仲が悪い夫婦で2位となった『「ありがとう」や「ごめんね」をなるべく言うようにしている』は、それぞれで約2倍もの開きが。普段から顔を合わせているからこそ、最低限の礼儀はお互いに守りたいものですね。
仲が悪い夫婦で特に割合が低かったのが、「ベッドが同じ」「スキンシップを大切にしている」「定期的に出かける」などの項目。どの項目も、仲が良い夫婦と比較して30~40%近く差があったのには少々驚きます。
たとえ忙しくても、夫婦間のスキンシップや2人で外出する時間をきちんと確保することで、お互いの思っていることや考えをきちんと話し、生活や子育てなどの方針・価値観をこまめに軌道修正しながら生活していくのが大切なのかもしれませんね。
仲が悪い夫婦は、週に数回けんかをしている人が3割
キッズライン調べ
キッズライン調べ
次にけんかの頻度を聞いた質問では、回答内容に差が出る結果に。
仲が悪い夫婦は回答が多い順に、「週に数回」と「月に数回」が同率1位で約3割、次いで「半年に数回」が1割超えという内容でした。「ほぼ毎日」と回答した人も約1割と、けんかをする頻度が多い印象です。
反対に仲がいい夫婦は、「月に数回」が1位なのは仲が悪い夫婦と同じものの、続いて多い回答が「今まで数えるほどしかけんかをしていない」で約2割に。「(今まで)けんかしたことがない」と合わせると、3割近い人が「ほとんど夫婦間でけんかをしていない」という結果です。これは仲が悪い夫婦の回答と比較すると約10倍近い多さということからも、仲が悪い夫婦は2人の間で、関係がギクシャクしてしまう機会がかなり少ないと言えます。
けんかをしたら話し合いをすることが、仲良しの秘訣
キッズライン調べ
キッズライン調べ
続いて、夫婦でけんかをしてしまった際の仲直り方法を聞きました。
仲が良い夫婦の約4割が「どちらかが口頭で謝る」と回答したのに対して、仲が悪い夫婦は1割ちょっと止まりという結果に。仲が良い夫婦の仲直りの秘訣は、きちんと相手に対して直接謝罪の言葉を口にする点にあると言えそうです。
仲が悪い夫婦の回答結果で最も多かったのは、「しばらく経った後、なにごともなかったように話す」で、約半数の人が選ぶ結果に。けんかをした後の謝罪がお互いに無いと、謝らなかったことが新たなけんかの火種になってしまいそうだな、とグラフを見て個人的に感じました。
また仲が悪い夫婦の回答結果では、「ケーキを買うなど相手が喜ぶことをする」を選択した人の割合が、約15%もありました。グラフを見ただけでは詳細までは分かりませんが、なんとなく仲が悪い夫婦間ではけんかが起こった際、相手の怒りが収まりそうなものを手渡して早くその場を収めたい、という心理状況の人が多いのかなという印象を持ちました。
ポイントは「ひとりの時間」!? 仲が良い夫婦ほど時間を大切にしている
キッズライン調べ
「1人の時間を持てていますか?」の問いには、仲が良い夫婦の約7割が「はい」と答えたのに対し、仲が悪い夫婦は半数止まりの結果となりました。
これは筆者自身も経験があるのですが、自分の時間が持てないと次第に心に余裕を持てなくなり、結果イライラをパートナーにぶつけてしまうのかな、と感じます。いくらパートナーや子供が大好きでも、四六時中一緒だとちょっぴり疲れてしまうものです。
自分の時間を持つことで、自分自身のペースを乱されない時間を確保する。そうする時間を大事にすることで、パートナーや子供にも穏やかな気持ちで接することができるのかもしれませんね。
夫婦の時間を持てていますか?
キッズライン調べ
また、仲が良い夫婦は悪い夫婦と比較して、1人だけでなく夫婦で過ごす時間も大切にしていることが、アンケートの質問から見えてきました。
逆に仲が悪い夫婦は、「夫婦だけの時間を持てていない」という回答が100%という結果となっています。
夫婦だけの時間を持つことだけが夫婦円満のコツではありませんが、ときには大人同士の時間を2人だけで共有することで、お互いを思いやる気持ちを再確認するのも、大切なことなのかもしれませんね。
かけがえのない夫婦でいつもまでもいられますように
子供が生まれると、どうしても恋人や新婚のときのような夫婦の間柄で過ごすことは難しくなるもの。ですが、子供がいるからこそできる相手への思いやり、ねぎらい、はげましの方法もあります。子供から見ても、「パパとママみたいになりたいな」と思ってもらえるような関係を、いつまでも築いていきたいですね。
どんなに一緒にいる時間が長くなり、多少関係性がマンネリ化しているとしても、相手は自分と一緒になってくれた大切な人。かけがえのないパートナーとして、また1人の人間として相手を思いやり、ときには敬う気持ちを忘れずに過ごしていけますように。