プレイジムってどんなおもちゃ?
プレイジムとは赤ちゃん用のマットの上にアーチ状の枠がついており、そこからおもちゃをつりさげることができる、あお向けに寝せた状態で遊ぶことができる赤ちゃんグッズです。べビージムと呼ばれることもあります。
赤ちゃんのために作られたプレイジムの素材の種類を紹介します。月齢や使用する部屋に合ったプレイジムを選ぶときに参考にしてみてくださいね。
柔らかくてデザイン豊富な「布製」
布製のベビージムは柔らかくて敏感な赤ちゃんにも優しい肌触りで、使い終わったら折りたたんで簡単に収納できるのが特徴です。プレイマットとセットで販売されているものが多く、ひとりすわりやたっちができるようになったらジムを外してプレイマットとして使うことができます。
布製のベビージムは水洗いができるものが多く、つるしてあるおもちゃがよだれや排せつの漏れなどで汚れてしまったら取り外して洗濯してあげましょう。
機能性バツグンな「プラスチック製」
プラスチック製のベビージムは軽くて丈夫で持ち運びしやすいのが特徴です。つるされているおもちゃやぬいぐるみを赤ちゃんが引っ張っても倒れにくくなっています。組み立て式のものは分解してコンパクトにまとまるため、里帰り出産をする際や、外泊をする際に役に立ちます。
プラスチック製のベビージムはねんね期からひとりすわりやたっちができるようになってからも遊ぶことができます。月齢に合わせて組み立ててあげましょう。
見た目も音もかわいい「木製」
木製のベビージムはシンプルなデザインなものが多く、部屋のインテリアにもかわいいのが特徴です。赤ちゃんが口に入れても安全なコーティングをされているものを選びましょう。木製のベビージムは、組み立てや分解の仕方が比較的簡単なものが多いです。
また、木製の素材は暖かみがあり、適切にお手入れをすれば長く使用することができます。ナチュラルでシンプルな素材で部屋のインテリアを邪魔したくないママに人気の種類です。
- 日本育児「アクティビティプレイジム」(https://www.nihonikuji.co.jp/shaunthesheep/product/sts_activityplaygym.html,2020年11月10日最終閲覧)
- 木のおもちゃと輸入おもちゃと絵本のカルテット「プレイジム・ムジーナ|セレクタ社(ドイツ)」(https://www.quartett.jp/products/342.html,2020年11月10日最終閲覧)
- フィッシャープライス「ベビージム」(http://mattel.co.jp/fisher_price/search/series/baby_gym.html,2020年11月10日最終閲覧)
プレイジムがあると赤ちゃんはうれしいの?
実際にプレイジムを使って子育てをしている先輩ママの意見をのぞいてみましょう。プレイジムのもとで遊んでいる赤ちゃんがどんな風に過ごしているのでしょうか?体験談を読むと、赤ちゃんがプレイジムで喜ぶ姿が目に浮かんできますよ。
めっちゃ興奮して、手足バッタバタさせてました(笑)ジムのおかげなのか、自分からおもちゃを掴みにいくのも早かったです✨4ヶ月になりましたが、飽きずに遊んでくれてます♪
ボックスにもなり、開けたり付けたり剥がしたりも出来るので、長く使えそうかなって感じです💡
あお向けに寝ているだけなのに視界に入るおもちゃに大興奮する赤ちゃんの様子がうかがえますね。紹介したお二方とも、ひとりすわりができるようになっても使用しています。ねんね期の限られた時期だけではなく長期にわたって子育てに役立つ赤ちゃんグッズだということがわかりますね。
プレイジムの選び方
プレイジムには赤ちゃんが喜ぶように工夫されたさまざまな仕掛けが付いています。どれも赤ちゃんの興味をひくようなものばかりですが、赤ちゃんがどんなものに興味を示すかを見定めてわが子が一番喜ぶプレイジムを選びましょう。
プレイジムの種類や選ぶポイントを紹介します。
いろんな音の出るプレイジムを選ぶ
赤ちゃんが飽きずに遊ぶためには、プレイジムのさまざまな部分から音が出る機能がついているものがおすすめです。月齢が低い赤ちゃんはあまり大きな音が鳴るとお昼寝していてもびっくりして起きてしまいます。音の好みが出てくるまでは優しい音が出るおもちゃを選ぶか、大きな音が出るおもちゃは取り外しておきましょう。
握ると優しい鈴の音や胎内音に似ていて赤ちゃんが好むカシャカシャという音が鳴るもの、プレイジム自体からメロディや効果音が鳴るものなどがあります。大きくなると、赤ちゃんが自分でボタンをおして音を出すことができるようにもなり、好みの音を選ぶようになります。
色の違いがはっきりしたプレイジムを選ぶ
生まれたばかりの赤ちゃんは視力が弱く、白、黒、灰色といったモノクロの世界で生きています。生後2~3か月になると段々と色を認識できるようになり、赤や黄色などの暖色を中心に目で追えるようになります。
更に生後6か月頃になると色の好みが出てきます。成長に合わせてプレイジムにつり下げられるおもちゃを買い足してあげるのもよいですね。赤ちゃんの視覚を刺激するカラフルで色の違いがはっきりしたプレイジムを選びましょう。
長く遊べるものを選ぶ
プレイジムはねんね期に使い始めてひとりすわりやはいはい期にも続けて使える機能がついたものも販売されています。プレイジムのアーチを外せばプレイマットとして遊びスペースに使用できます。つり下げてあるおもちゃは取り外してベビーカーに付けておでかけのお共にするのもおすすめのサイズです。
さらに、ベッドメリーになるものや、つたい歩きの練習ができる機能がついているものもあります。ねんね期が終わったら押し入れの奥に入れるのではなく、月齢を重ねても使い続けることができるおもちゃや機能がついているプレイジムを選ぶのがおすすめです。
- タカラトミー「月齢から探す」(https://www.takaratomy.co.jp/products/babyonline/age/list02.html,2020年11月10日最終閲覧)
- 木のおもちゃ専門店 ポプリの森「おもちゃの選び方」(https://www.popuri-no-mori.com/hpgen/HPB/entries/28.html,2020年11月10日最終閲覧)
プレイジムの購入時期
メリットが多い赤ちゃん用品のプレイジムはいつごろ購入したら良いのでしょうか?「早く買い過ぎて邪魔にならないかな?」「買うのが遅くてもったいないことにならないかな?」と悩まないように、プレイジムの対象年齢や使える期間などを解説します。
生後2か月から3か月を目安になるべく早めがおすすめ
多くのプレイジムの対象年齢は生後0か月からとなっており、出産後退院してきてすぐに使うことができます。しかし、赤ちゃんが目の前に見えたモノを追いかける「追視」ができるようになるのは早くても2か月半くらいからです。つり下げおもちゃに興味を示してくれるまではベビーマットとして使うと良いでしょう。
今ではお店に行かなくてもネット通販で数多くのプレイジムが販売されています。生まれる前に店頭であらかじめ購入しておくか、どの商品を買うか目星をつけておいて追視ができるようになったら決めていたものをインターネットで注文するのもおすすめです。
先輩ママのコメントを見てみると、生後2か月になっていればじゅうぶん遊ぶことができそうですね。赤ちゃんの成長には個人差がありますので、わが子の成長に合わせてお気に入りのプレイジムを購入してあげましょう。
プレイマットも一緒に用意しよう
プレイジムにはプレイマットが付属しているものが多いですが、寝返りをしたりはいはいをしたりできるようになると、付属のプレイマットでは狭くてはみ出してしまいます。長い目で見ると赤ちゃんが横になって動いても安心な広めのプレイマットを合わせて購入しておくと安心です。
プレイマットもジョイントマットやクッションマット、カーペットタイプなどさまざまな種類があります。購入したプレイジムとの組み合わせの相性や用途、部屋の広さ、赤ちゃんの月齢に合わせて買い足せるものなどを選ぶようにしましょう。
- ボーネルンド「赤ちゃんの 成長と遊具」(https://www.bornelund.co.jp/asobi-no-mori/growth-of-baby/2020.html,2020年11月10日最終閲覧)
- 新宿東口眼科医院「441:赤ちゃんと大人の目の見え方って違うの?」(http://www.shec.jp/mailmag/441/,2020年11月10日最終閲覧)
- ユニ・チャーム「生後1ヶ月の成長発達「追視の、ここがすごい!」」(https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/childcare/development/pt0546.html#:~:text=目の前に見え,できるようになります。,2020年11月10日最終閲覧)
プレイジムは生後2か月くらいから使えるベビー用品!
プレイジムがどのようなベビー用品かお分かりいただけたでしょうか?生後3か月くらいになると赤ちゃんはおもちゃを目で追うことができるようになります。プレイジムが赤ちゃんに与えるメリットや、プレイジムの購入時期、種類や選び方など、購入する際の参考にしてくださいね。
プレイジムを育児に導入することでママの家事と育児の板挟みになるストレスが軽減されます。ねんね期の赤ちゃんからたっちができるようになったよちよち期まで、長く愛用できるとっておきのプレイジムを見つけてみてくださいね。