ベッドメリーっていつからいつまで使うもの?
ベッドメリーは生まれてすぐの新生児期から使えます。生まれたばかりの頃はまだ視力が弱く、周囲もぼんやりとしか見えていないため、あまり反応がないと感じるかもしれません。
しかし、生後数か月たって徐々に視力が発達してくるとベッドメリーにぶら下がっているおもちゃに興味を示すようになり、目で追う姿や手を伸ばす姿が見られるようになります。
ベッドにつけるタイプのベッドメリーであれば、つかまり立ちが始まる生後8~10か月、ジムなどにできるタイプのベッドメリーなら1歳ごろまで使えます。
我が家の子どもは自分でスイッチを入れて回すのが面白かったようで、2歳ごろまで使用していました。おもちゃにしてはやや割高と感じるかもしれませんが、長く遊べることを考えるとコストパフォーマンスは悪くないと感じます。
- 日本眼科医会「子どもの弱視・斜視」(https://www.gankaikai.or.jp/health/betsu-003/02.html,2020年10月13日最終閲覧)
- アガツマ「アンパンマン 8WAY ウォーカーまでへんしん! よくばりメリー」(https://www.agatsuma.co.jp/special/8way-merry/,2020年10月13日最終閲覧)
- 小池眼科「小児眼科」(http://koike-ganka.com/tretament/children.html,2020年10月13日最終閲覧)
ベッドメリーの効果
ベッドメリーはおもちゃとしての役割だけでなく、赤ちゃんにとってうれしいメリットもあります。具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
「寝かしつけ」や「泣きやませアイテム」として効果的
赤ちゃんに常に寄り添っていたいけれど、実際は洗濯、食事作りなどやることがいっぱいあるため、すぐに赤ちゃんのもとに行けないときがありますよね。そのようなときにベッドメリーが優しい音楽とともにくるくると回る姿を見て、赤ちゃんが泣きやんでくれることもあります。
また寝かしつけの際にベッドメリーを使用していると、赤ちゃんにとって寝るときの定番の音楽になるようで、すんなり寝てくれるときがありました。
実際、ママやパパの抱っこ以外で、赤ちゃんが安心してくれるおもちゃがあるのは助かりますよ。
目で物を追う「追視」への刺激
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は明暗がわかる程度です。その理由は目の構造がしっかりとしていても「見る」ためには脳が認識する必要があるからです。
この脳を刺激する認識を高めるにはとにかく「目からの刺激を脳に与えること」が必要だそう。寝返りができないころの赤ちゃんは、天井しか見ない時間も多いため、くるくる回るベッドメリーを目で追う行為は目や脳に刺激を与えることにもつながります。
「奥行きの知覚」・「五感」への刺激
追視ができるようになったあと、目と手が連動してきた赤ちゃんは目に入ったものに対して手を伸ばす姿もみられるようになります。この動作は非常に大切で、見えたものが近くにあるのか、遠くにあるのかといった「奥行きの知覚」を理解しはじめます。
さらに柔らかいもの・固いものなど触れるようになると赤ちゃんの興味はより強くなり、触覚をはじめとする「五感」の発達が促進されるきっかけにつながります。
はいはいなど自分で動きはじめる時期に床におもちゃを広げて取ってもらうのもよいですが、赤ちゃんによっては音が鳴りくるくる動くベッドメリーに興味を持つことも。私の子どもは一生懸命ベッドメリーまで移動して手を伸ばしていました。
- 亀岡市「五感の発達」(http://www.city.kameoka.kyoto.jp/boshikenkou/kurashi/kenko/ninshin-k/advice/gokan.html,2020年10月13日最終閲覧)
- 石巻市「教えて☆助産師さん」(https://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10405000/0005/20170412172758.html,2020年10月13日最終閲覧)
- 新宿東口眼科医院「メールマガジン 441:赤ちゃんと大人の目の見え方って違うの?」(http://www.shec.jp/mailmag/441/,2020年10月13日最終閲覧)
タイプ別でみるベッドメリーの選び方
一口にベッドメリーといっても、種類豊富でそのメリットやデメリットもさまざまです。今回は手巻き式タイプ・電池式タイプ・多機能タイプに分けてベッドメリーを紹介します。
ベッドメリー:手巻き式タイプ
手巻き式タイプは、電池を取り替える必要性がないことがメリットです。電池を取り替えたくても予備がなかった!なんてことがないので助かりますね。
また、ベッドへ設置ができるアームのみの販売もあり、手作りのベッドメリーがつくれるのも手巻き式タイプのうれしいポイントです。ただし、オルゴールのように一定時間、音楽に合わせて回るものがほとんどで、頻繁に自分で巻かなくてはならないといったデメリットもあります。必要なときだけ音を出したいという方にぴったりです。
ベッドメリー:電池式タイプ
電池式タイプは、スイッチを入れれば切るまで自動的に動いてくれるのがメリットです。また収録されている曲も多く、胎内音など泣きやませるのに役立つ音楽が入っているものもあります。
また、電池切れを起こすデメリットもありますが、私は電池交換を楽にするために「充電式電池」を用意して予備の電池を常に用意しておくようにしていました。充電式電池であればすぐに交換できるのが便利ですね。
さらに電池式タイプにプラスして赤ちゃんの泣き声を感知してくれる機能がついているベッドメリーもあります。
ただし、電池式タイプのベッドメリーは比較的価格が高い商品もあるため、どのような機能が必要かを見極めた上で購入するとよいでしょう。
ベッドメリー:多機能タイプ
多機能タイプのベッドメリーは、赤ちゃんの成長に合わせて長期間使えるのがメリットです。ねんね期のベッドメリーだけでなく、ベビージムから、あんよ期のウォーカーとしてまで多機能で長く使えるものがあります。
1歳ごろまで使用できるためコストパフォーマンスもよさそうですね。多機能な分ベッドメリーのサイズは大きくなるかもしれませんが、おもちゃとしても使用できるのは便利でしょう。
- アガツマ「アンパンマン 8WAY ウォーカーまでへんしん! よくばりメリー 」(https://www.agatsuma.co.jp/special/8way-merry/,2020年10月13日最終閲覧)
- eurobus(ユーロバス)「[TROUSSELIER トラセリア]手巻式オルゴール付ベッドメリー ファーム(ビビッド)」(https://www.eurobus.jp/?pid=76772196,2020年10月13日最終閲覧)
- コンビ「メリー」(https://www.combi.co.jp/products/toy/merry/,2020年10月12日最終閲覧)
ベッドメリーのおすすめ商品4選
ベッドメリーにはさまざまな種類があることがわかりました。こちらでは手巻き式タイプ・電池式タイプ・多機能タイプからおすすめするベッドメリーを紹介します。お気に入りのベッドメリーを見つけてください。
1.ダッドウェイ「Mellipou(メリプー)」
ベビーグッズの専門店ダッドウェイのメリプーは、パリ発の商品とあって見た目もかわいらしいベッドメリーです。使わなくなったあともインテリアとして子ども部屋に飾っておけそうですね。ベッドに取りつけると、小さな雲がゆっくり回転しながらメロディを奏でてくれます。
また、ボックスパッケージもコンパクトで出産祝いにもおすすめです。色は4色展開とどの色にするか迷ってしまいますね。エコテックス認証取得の生地を使っているので、赤ちゃんにも優しいですよ。
2.ファミリア「ベビーメリー(ベッド&フロアー2WAY・電動タイプ)」
ファミリアのベッドメリーは、ウサギやゾウなどの動物が音楽に合わせてクルクルと回ります。
白を基調とした色合いは目にも優しく赤ちゃんの成長を優しく見守ってくれそうです。心地よい音楽で眠りにつく赤ちゃんもいるでしょう。
マスコットは取り外しが可能で洗濯もできます。
ファミリア「ベビーメリー(ベッド&フロアー2WAY・電動タイプ)」
3.コンビ「メロディいっぱい!みまもりセンサーメリー」
泣き声に反応するサポート機能がついたベッドメリーです。1人で赤ちゃんの世話をしていて、赤ちゃんが泣いてもすぐにそばに行けないとき、勝手に作動してくれるので助かりますね。
収録曲も12種類+胎内音と豊富で、赤ちゃんの気分によって選べるのもうれしいポイントです。ベッドメリーについたおもちゃは取り外し可能で、手洗いもできるため清潔感を保つことができます。
4.アガツマ「アンパンマン 8WAYウォーカーまでへんしん!よくばりメリー」

ねんね期からあんよ期まで、これ1台で長く使える多機能ベッドメリーです。工具不要で簡単に組み替えられるので、必要なときにすぐに変形させられます。
おもちゃも取り外し可能でベビーカーにも取りつけられますよ。またアンパンマン・バイキンマンのおしゃべり機能や、夜間に便利なライト機能・落ち着かせ効果のあるストップクライベビー機能など機能面も充実しています。
ベッドメリーをうまく活用しよう!
音や動きで赤ちゃんの興味をひき、あやしてくれるベッドメリーは、どうしても手が離せないときにそばにあるととても助かります。
さまざまな種類が販売されているので、お部屋の雰囲気に合わせたり、機能性を重視してみたりといろいろ考えるのもたのしいですよ。ママ・パパの子育てもサポートしてくれるベッドメリーを上手に活用して、たのしい子育てライフを過ごしてくださいね!