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35歳を過ぎての高齢出産、出生前診断は受ける?受けない?その理由は?

妊娠したことがわかるとうれしい半面、赤ちゃんが無事に生まれてくるか不安を抱えてしまうこともあるのではないでしょうか。特に、高齢出産となる35歳を過ぎての初産の場合、流産や胎児に異常がないかなど気になることが増えるかもしれません。そんな不安を解消してくれる出生前診断ですが、検査を受けるかどうかは夫婦次第。出生前診断についてママリに寄せられた声を紹介します。

PIXTA

出生前診断は受けた方がいいの?

ママリに投稿されたのは、高齢出産では出生前診断は受けたほうがいいのかという質問。

高齢出産の方へ質問なのですが

出生前診断は受けますか⁉️
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高齢出産について、秋田県産婦人科学会・医会が運営するサイトによると下記のように明記しています。

。高齢妊娠については、日本では「35歳以上の初産婦を高年初産婦とする」
と定義しており経産婦での定義はなされていません。世界産科婦人科連合(FIGO)では「初産では35歳以上、経産
では40歳以上」と定義しています。 ※1

実際に受けた方も受けなかった方もいらっしゃいますが、それぞれどのような理由から決断したのか、回答を紹介していきますので、迷っている方は参考にしてみてください。

※あくまで個人の体験談をまとめたものです。出生前診断の必要性についてはかかりつけ医など専門家に相談の上、ご自身で判断をお願いします。

受けた

検査を受けることにより、結果によってはつらい決断を迫られることもあるようですが、検査を受けることを決めたのはどのような思いがあるのでしょうか。

高齢出産なので受けた

受診 PIXTA

今40歳です。
先生は40歳くらいなら90%の人は受けないと言ってました。
でも私はNTも正常範囲内ですが指摘されてるのもあり心配なのでこれから受ける予定でNIPTの予約してありますよ☺️
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そうですね、
でもやっぱり高齢で妊娠しているので私は覚悟を持って受けます。
私は諦める覚悟ですが、あきらめない覚悟があるから受けないって人の方が多いと思いってことですよね😅
ダメな母親ですかね😅
でも人は人だし私の人生なので何があっても受け止めていこうと思ってます。
私は1回流産してるのでそう思うのかもしれないですが…
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投稿者が医師から聞いた話では、40歳くらいの高齢出産でも検査を受けない人がほとんどのようです。ただ、数値などで指摘され心配な場合は、検査を受けた方があれこれ悩んで不安になるより良いのかもしれません。

もしものときはあきらめる覚悟で受けた

妊婦健診 日本 PIXTA

受けました。次男の時に35歳は超えていたのでその時から毎回受けています。
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毎回順調でしたがやはり結果を聞くときは心臓がバクバクでした。でも上に子供達がいたので、もしもの時は諦めないといけないと言うことだけは心に決めていました。
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35歳を超えてからは毎回検査を受けているという方も。

もしものときにはあきらめる覚悟で受けていたそうですが、毎回結果を聞くときには不安でいっぱいになってしまいそうですね。それでも、覚悟を持って検査を受けることを決めていたようです。

流産の経験があったので受けた

妊婦健診 日本 amana images

受けました。私が通っている病院は、高齢出産の方が多いからか、半分くらいは受けるそうです。
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はい、話し合いをしてから、遺伝カウンセラーさんの説明を受け、そのままNIPTを受けました。
でも話し合いをしたとはいえ、実際に陽性が出た時にどうするかは、その時にならないと分からない、と先生には答えました。
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そうですよね…結果が出てからは時間ないですよね。
私は体外で授かりました。流産も5回しています。受けるか受けないかも、悩みました。でもカウンセラーさんのお話を聞いて、陽性になる確率はとても低いことが分かり、大丈夫大丈夫、今までの流産した子たちよりも長く生きているし、みんなの分まで生き延びてくれる子だ、と思いながら、安心感がほしくて、受けました。
諦める選択肢はなくても、病気があることが分かれば、事前にその病気についてお勉強したり準備ができる、という考え方もありますよね。
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病院によって検査を受ける方の割合も違ってくるようです。

実際に陽性になったらどうするかわからないまま検査を受けていたようですが、流産の経験もあり、安心感を得るためもあって検査を受けられていたとのこと。

事前に病気などがわかれば早めに対策できるという、前向きな気持ちから検査を受ける方もいます。

受けなかった

高齢出産だからと言って、必ずしも検査を受けなければいけないというわけではありません。

検査を受けなかった方はどのような思いだったのでしょうか。

人工死産をする覚悟が持てなかった

健診 日本 PIXTA

37ですが1人目も今回も受けてません!
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いざ陽性だった場合に諦める、となっても人工死産をする覚悟が持てなかった事が大きいですかね…時期的に胎動もわかるしエコーで元気に動いてるのに促進剤で分娩して死なす…というのが私にはどうしてもできないと思いました。
あとは兄弟に知的障害があって色んな障害者をみてますが、大半の病気が出生前診断ではわからないというのもあります。
旦那と話し合って、もし検診で何か異常を指摘されたら、その時は検査しようと話してました。
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検査を受けなかった方の理由として、人工死産をする覚悟が持てなかったことを挙げています。検査を受けないことに大きな決意が感じられます。

結果を聞いても生むつもりだった

健診 日本 PIXTA

33歳で初マタですが、しなかったです。
夫とも話し合いましたが、やるときのリスク等も聞いて、やらない決断をしました。

それに、結果聞いても産むつもりなので、やらなくても良いよねと😊
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検査の結果陽性だったらどうするかということが、出生前診断を受ける場合の大きな決断となりますが、どのような結果になっても産むつもりと決意をしている方にとっては、検査はあまり意味のないものなのかもしれません。

検査によってはリスクもあるので、最初から受けないと決めておけば精神的な負担も減らせますね。

夫婦でしないと決めていた

健診 日本 PIXTA

うちは39歳で双子妊娠、それまで体外受精を5年間してました。
出生前診断は夫婦共にしない、と決めていました。
理由としては、どんな結果でも堕すことはしないと決めていたのでする必要性を感じなかったです。
産むと決めていても事前に病気を知っていたらと思われるかもしれませんが、産まれて知っても受け入れる覚悟が夫婦にはありました。
ダウン症でもどんな重度の疾患を持っていても、子供が授からないことよりも幸せなことだと感じるからです。
どんなことも子供と夫婦で乗り越えていくことで家族の絆を作りたい、それが夫婦のポリシーです。
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体外受精を5年間続けていたという夫婦にとっては、病気や障害を持っていたとしても、子どもを授かったことが何ごとにも代え難い幸せだったのでしょう。

どのような結果になっても、夫婦で産み育てる決断をしていれば検査を受ける必要はないという考えですが、そこに至るまでには長く苦しい妊活の期間があったことがうかがえます。

出生前診断を受けるかどうかは夫婦次第

夫婦 妊娠 PIXTA

出生前診断を受けるかどうかは、陽性と診断されたらどうするか、それぞれの覚悟の決め方によって変わります。

受けることで不安が解消されることもあれば、検査を受けないことでストレスが軽減されることも。

実際に検査を受けるかどうかは、後悔のないよう夫婦でしっかり話し合ってくださいね。

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引用元一覧

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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