1. トップ
  2. 妊活
  3. 妊娠準備
  4. 妊活の基礎知識
  5. 【医療監修】「妊娠したい」と思ったら確認すべき、健康や生活のチェックポイント
  6. 3ページ目

監修:清水なほみ

【医療監修】「妊娠したい」と思ったら確認すべき、健康や生活のチェックポイント

カレンダー PIXTA

妊娠しやすい日は排卵日の2日前から前日といわれています。排卵日を特定するには以下の方法があります。

  • 基礎体温を測る
  • 尿中LHを検出する
  • 卵胞の大きさを見る

基礎体温は自身の月経周期や排卵の有無を調べるためには効果的ですが、人それぞれずれがあり、排卵のタイミングを確実に判断することは困難でしょう。月経周期のずれが1~2日程度であれば、タイミングをとる時期の参考にすることはできます。

より正確に排卵日を予測するには、排卵検査薬の使用がおすすめです。排卵検査薬は、尿に含まれる女性ホルモン(LH)の分泌量を調べて、排卵のタイミングを表示する検査薬のことをさします。

また、排卵日を特定する方法として、病院で卵胞の大きさを計測するという方法もあります。ただし、この方法は病院に行かなくてはいけません。排卵予測日の2~3日前に受診し、超音波検査で卵胞の大きさを計測します。卵胞が20mmを超えると思われる日が排卵予測日です。

【医療監修】妊娠確率が高いのは排卵日?妊娠しやすい時期と、体づくり

関連記事:

【医療監修】妊娠確率が高いのは排卵日?妊娠しやすい時期と、体づくり

妊活中の方で、少しでも妊娠の確率が高い日を知りたいという方はいるのでは…

出典元:

妊娠の適齢期

一般的に、妊娠の適齢期は35歳ごろまでといわれています。それ以上の年齢になると、卵子の加齢や質の低下によって、妊娠率が下がったり、流産の可能性が上がったりします。

35歳を過ぎて妊娠を希望する場合には、体外受精や顕微授精などの妊娠確率が高い治療を早めにスタートすることを勧める医師もいます。いつまでに病院を受診し、どういった治療に進むのかを夫婦で話し合っておくとよいでしょう。

男性不妊

夫婦 夫 PIXTA

不妊の原因の半分は、男性側にあるといわれています。主な男性不妊の原因は精巣での精子形成障害といわれ、約9割を占めます。精子形成障害は精子が作られる機能に問題があるものです。

不妊治療は夫婦で行うことが理想ですが、初めに女性だけがスタートするケースもあるようです。しかし、男性が原因となっているケースも女性側と同じくらいあるため、できるだけ男性も検査を受けた方が良いでしょう。男性不妊が珍しいケースではないことを男性にも知ってほしいですね。

二人目不妊

幼児 ママ PIXTA

第一子が生まれたあと、第二子を希望して2年間、通常の性生活があるにも関わらず妊娠しない状態を二人目不妊といいます。二人目不妊にはいくつかの原因が考えられます。

  • 加齢
  • セックスをする機会の減少
  • 第一子出産時の大量出血や感染
  • その他の子宮、卵管のトラブル

第二子を希望するときは、第一子を妊娠した時よりも確実に年齢を重ねています。その分妊娠しにくくなっている可能性は否定できません。また、子育ての疲れからセックスの機会が減っている場合も、妊娠の機会が減少していることになります。

第一子の出産時に大量出血や感染などのトラブルがあった場合や、子宮筋腫などの婦人科疾患がある場合も妊娠しにくいでしょう。どの原因にしても、早めに原因を突き止めて解消することが大切です。不妊かもしれないと感じたら早めに医療機関に相談してみましょう。

出典元:
出典元:

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

おすすめ記事

「妊娠したい」 についてもっと詳しく知る

話題の記事

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧