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監修:清水なほみ

【医師監修】PMDDがつらい人に読んでほしい、症状の治し方と体験談

問診 PIXTA

PMDDは婦人科や精神科で治療が受けられますが、気分の障害を一体どのように治療するのでしょうか?治療方法があらかじめわかっている状態で病院を受診するほうが安心ですよね。

それでは、PMDDの代表的な治し方についてお話していきますので、病院受診前の予備知識として押さえておいてください。

薬を使わないPMDDの治療方法

病院での治療であっても、症状が軽い場合は薬を使わない治し方でPMDDを治療するケースもあります。

まずはPMDDについての理解を深めて、自分がどの時期に、どのようなつらい症状に悩まされているのか把握することから治療を開始。ご自身の症状が現れる時期がわかれば、事前の対処もしやすくなりますね。

そして、PMDDのつらい症状が起きにくくなるように、有酸素運動やリラクゼーション、食事の指導などが行われます。食事ではカフェイン・塩分・脂肪の摂取を控え、お酒の量を減らし、炭水化物・ビタミンB6・ミネラルの摂取量を増やすことが効果的です。

生活改善とともに、精神症状が現れている原因についてカウンセリングを行う場合もあります。

薬を使わない治療方法は、病院で治療を受けるよりも、落ち着いた穏やかな気分でいられるよう医師から生活へのアドバイスを受けることがメインとなります。

薬を使うPMDDの治療方法

処方 PIXTA

PMDDの症状が強く現れる場合は、薬を用いた治し方になることも少なくありません。PMDDの治療で使われる薬は、主に次のとおりです。

  • 心を穏やかにする薬:精神安定剤、抗うつ剤(SSRI)
  • むくみを軽減する薬:利尿剤
  • 痛みを抑える薬:鎮痛剤
  • 排卵を抑える薬:低用量ピル、超低用量ピル
  • 体のバランスを整える薬:漢方薬

生理前のつらい症状にあわせて適切な薬が処方されますが、心の症状がメインであるPMDDでは、抗うつ剤であるSSRIが第一の候補となることが多いでしょう。そして、痛みやむくみなどの症状を緩和するため、鎮痛剤や利尿剤があわせて処方されることもあります。

漢方薬は血液のめぐりを良くして生理の症状を緩和してくれることから、PMDDが起こりにくい体質を目指すための薬です。

PMDDを薬で治療する方法では、生理前に起きる症状にあわせた薬が用いられるので、やはりご自身の症状を把握しておくことが大切になるでしょう。

出典元:

つらいPMDDについての体験談

しんどい PIXTA

生理で起きるつらいPMDDに悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。PMDDのつらい症状に悩んでいる方は、一体どのように対処しているのでしょうか?

ここからは、同じくPMDDの症状に悩まされている方の体験談を紹介していきますので参考にしてください。

薬による治療で効果を実感している人もいる

PMDDを経験している方の体験談をみるとつらい症状を軽減させるため、薬による治療を受けている人も少なくないようです。皆さん、高い効果を感じていらっしゃるようですよ。

PMDD私はピルで改善されました!!月の半分はネガティヴ思考、世界が暗いって感じで本当に辛かったです。
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デパス飲むと15分くらいですぐ落ち着きますよ
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精神安定剤やピルは、即効性がありPMDDの治し方としては効果の高い方法なのでしょう。とにかくPMDDの症状がつらい、今すぐに症状を緩和させたいという場合は、婦人科に相談してお薬をもらうことが一番の方法だと思います。

記事の監修

ポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータ〜 院長

清水なほみ

通常の婦人科診療のみならず、最新の脳科学×心理学×医学を統合的に駆使した診療を行う婦人科医。日本で100名しか習得者がいない、トランスフォーメーショナルコーチのテクニックを学び、診療の現場においても、3年間で延べ6000人の患者に同テクニックを用いて診療を行っている。
中学時代のいじめや研修医時代のうつ経験から、「病は気から」を科学的に解明するための研鑽を積む。何気ない会話の中で患者に気付きを与え、片頭痛やイライラをあっさり「忘れさせる」診療には定評がある。5分で病気の「本当の原因」を見抜くため、患者からは「先生は占い師ですか!」と驚かれる。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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