薬での治療方法でも効果が低い場合も…
薬を使うPMDDの治し方は「良かった」という体験談がある一方で、「効果が感じられなかった」「副作用がある」などの欠点を指摘する声もあがっていました。
PMDDで特につらいのは心の症状だとされているので、低用量ピルでは効果が現れない可能性があるかもしれません。薬は医師の判断で処方されますから、ご自身のつらい症状をよく把握して、先生にも症状を理解してもらうことが必要ですね。
また、抗うつ剤や精神安定剤でも人によってあわないこともあります。中には離脱症状によりやめにくい薬もあるので、効果の高い医薬品は副作用も強いことを頭に入れておいたほうが良さそうですね。
PMDDに効果のある漢方薬を服用するも、副作用の下痢がつらく服用をやめた方も…。副作用の出方は人によってさまざまですので、実際に飲んでみないとわからないのがつらいところですね。
気を抜いた育児をすることも大切!
PMDDの症状がつらいときには、小さな子どものちょっとしたことにもイライラが募りがち。育児を完璧にこなそうと思うと心がさらにつらくなりますから、多少「気を抜いた育児」をすることも大切ですよ。
子どもの寝る時間になったら「わたしの営業時間は終了」と考えて、ご自身を休ませるのは良いアイデアですね。
子どもが一日くらい寝るのが遅くなっても、歯を磨かなくても育たないことはありませんから、完璧主義を目指してさらにつらくなってしまわないようにしてください。
PMDDがつらいときは婦人科に相談を
「PMDDの症状があまりにつらい…」そう感じられたら、1人で抱え込まずに婦人科で相談してみましょう。婦人科では精神安定剤や低用量ピル、漢方薬などを用いて、1人ひとりにあった治療を提供してくれます。
精神症状がメインで出る場合は、多くのケースで環境要因や自分の認知に何らかの原因が隠れています。カウンセリングで根本解決をすることが、トータルで「生きやすくなる」ことにつながる場合もありますから、カウンセラーが常駐している精神科や心療内科を受診するのもおすすめです。
また、ご自身がつらいときは育児を完璧にこなさないよう、気を抜くことも大切ですよ。まずはご自身を大切にしてくださいね。










