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二文字で「あや」と読む漢字
「あ」と読む漢字と「や」と読む漢字を組み合わせて、二文字で「あや」と読む名前も存在します。具体的には「亜弥」「彩矢」「愛也」「昭弥」などです。
ここでは「あ」と読める漢字と「や」と読める漢字に分けて、それぞれの漢字の意味を解説します。
「あ」と読む漢字:「亜」
「亜」は性別問わずさまざまな名前に使われる漢字です。「亜」を使った名前には「亜紀」「亜弥人」などがあります。「亜」の意味について明鏡国語辞典では以下のように説明されています。
- 次ぐ。第二の。
- 「亜細亜アジア」の略。
「亜」の画数は7画です。名前に使われる際には主に「次ぐ」「仲間」「分岐点」などの意味を取って使われると考えられます。漢字からはおしゃれで海外的なイメージを彷彿とさせることもあるようです。
- 広辞苑無料検索「あ【亜】」(https://sakura-paris.org/dict/明鏡国語辞典/content/2_216,2022年5月11日最終閲覧)
「あ」と読む漢字:「愛」
「愛」は単体でも使われることが多く、「愛」を使った名前は男女ともに数えきれないほどたくさんあります。「愛」の意味について明鏡国語辞典では以下のように説明されています。
- 価値あるものを大切にしたいと思う、人間本来の温かい心。
- 人、特に異性を慕う心。
- 神仏の慈しみ。恵み。特に、キリスト教で、神が人類に示す無限の慈しみ。アガペー。
- 仏教で、ものに執着する心。愛執あいしゅう。愛着あいじゃく。
- 親・きょうだいなどをいとおしむ。
- 異性(まれに同性)を慕う。
- 大切にする。
- 好ましく思う。
- おしむ。
「愛」の画数は13画です。名前に使われる際には主に「あいする」「いつくしむ」「めでる」「大切にする」「いとしい」などの意味を取って使われると考えられます。「愛」のついた名前は、かわいい、希望、優しいといったイメージがあるとされています。
- 広辞苑無料検索「あい【愛】」(https://sakura-paris.org/dict/明鏡国語辞典/content/5_1582,2022年5月11日最終閲覧)
「や」と読む漢字:「弥」
「弥」の旧字は「彌」という弓へんに「爾」を合わせた漢字です。爾は互いにくっつくという意味を持ちます。これに弓へんが合わさって、行き渡る、わたるという意味になったといわれています。明鏡国語辞典では以下のように説明されています。
- ますます。いよいよ。
- 極めて。非常に。
「弥」の画数は8画です。名前に使われる際には文字自体の意味の他に、「ゆったり」「発展する」「豊かな」「3月」「春」といった意味で使われるようです。「弥」も「彌」も意味は同じですが、画数にかなり違いがあるので、苗字や他の漢字とのバランスをみて決めるとよいでしょう。
- 広辞苑無料検索「いや【▽弥】」(https://sakura-paris.org/dict/明鏡国語辞典/content/472_780,2022年5月11日最終閲覧)