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「とうり」という名前はなぜ人気?
一昔前に「とうり」という名前を聞いていたら、「珍しい名前!」と感じていたことでしょう。しかし、現在は一般的な名前となるぐらい人気になりました。
要因として一番に考えられるのは、俳優の松坂桃李さんが現れたことです。2009年に戦隊モノで俳優デビューを果たし、現在も人気俳優として活躍していますね。
また、近年は性別関係なく通用する「ジェンダーフリー」の名前が人気ということも後押ししています。実際に、たまひよ「2021年赤ちゃんの名前ランキング」では、男女ともに「はる」という名前がランクイン。
漢字も同じことが言え、「陽」や「葵」などが男女ともにランクインしています。「とうり」という名前は、ジェンダフリーや古風な名前といった、近年の人気ネームの組み合わせとしてぴったりです。
- たまひよ「2021年 男の子赤ちゃんの名前ランキング100」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/boy/name-ranking/#yomi_b_detail,2022年5月24日最終閲覧)
- たまひよ「2021年 女の子赤ちゃんの名前ランキング100」(https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/girl/name-ranking/#yomi_g_detail,2022年5月24日最終閲覧)
名前に使える「とうり」の漢字
それでは、「とうり」という名前に使える漢字をご紹介します。それぞれ「意味」も入れて紹介するので、名付けの参考にしてください。
「とう」と読む漢字:「桃」
「とうり」という名前の代表的な漢字の「桃」は、果実の桃を意味する漢字です。果物の桃は古くから、不老長寿・邪気を払うといわれています。
また、昔の占術には亀の甲羅が使われており、それを表した漢字ということから「直感力や感性を使って導く」といった意味合いもある深い漢字です。
桜のようなピンクの花を付けるため、女の子らしい漢字とも言われます。
「桃の花のようにかわいらしい娘になるように」や「健やかに育ちますように」などといった願いが込められるでしょう。
「とう」と読む漢字:「橙」
「橙」も「桃」と同じく、果実を意味している漢字です。「だいだい色」は「橙」の漢字を用いており、柑橘系果実の「黄色」にちなんでいます。
橙が熟すのは冬であることから、冬生まれのお子さんにもぴったりです。
黄色やオレンジ色は、明るく爽やかな色であることから、「明るく活発な子に」といった願いが込められます。
また、果実は自然が作り出す作物であることから、「自然」を大切にしたいママやパパの願いものせることができますね。
「とう」と読む漢字:「冬」
日本の冬は、寒く空気や海は澄み切っています。その様子から、「裏表がなく誠実で透明感のある人に」といった意味が含まれる「冬」という漢字。
また、冬はときに厳しく耐える時期でもあります。厳しい季節の様子から「厳しい状況も知恵を出して乗り切れる人に」といった願いが込められるでしょう。
静かな印象でありながら、強いメッセージがある漢字です。
「とう」と読む漢字:「灯」
「明かりを灯す」に使われる「灯」も、「とう」と読みます。「火」「明かり」という意味があり、燃え立つ火が上へのぼる様子が漢字の成り立ちです。
灯火は、やさしく照らして周りに光を与えることから「まわりにそっと明かりを照らせるやさしい人に」「心の灯火を常に絶やさない人に」といった、やさしくも力強い願いが込められます。
「り」と読む漢字:「李」
「き」や「もも」と読む「李」も「り」と読める漢字です。実がたくさんなる様子を表し、「子」の字を含むことから子孫繁栄の願いがあります。
また、裁判官や法官といった意味もあり、「正義」といった意味もある漢字です。「豊かな人生を」「正義を守る人に」といった意味を込めて使えます。
「り」と読む漢字:「里」
里山の「里」も「り」と読む漢字の代表格です。
「里」をイメージしてみると「自然」「静か」「落ち着きのある」といったものが思い浮かぶように「穏やかで寛大な子に」という願いが込められます。
また、「千里の道も一から」というように「長い道のりも粘り強く歩み続けられるように」など願ってもよいでしょう。
「り」と読む漢字:「梨」
果実の漢字「梨」は、たまひよ「2021年女の子赤ちゃんの名前ランキング 漢字TOP50」にランクインしている漢字です。
「豊かな実りある人生」や、梨の花の花言葉である「愛情」や「博愛」から、「愛情にあふれた子に」といった願いが込められます。
実りは秋であることから、秋生まれのお子さんにもおすすめです。
「り」と読む漢字:「璃」
瑠璃色といったきれいな色を印象づける「璃」を使うこともできます。
「璃」自体には、「水晶」や「ガラス」といった意味があり、「澄み切ったきれいな心」などイメージする名前が付けられます。
また、宝石のひとつのため「華やか」な印象もある漢字。「華やかで美しい子に」などの願いも込められるでしょう。
「とうり」と読む名前一覧
ここでは、名前に使える漢字を組み合わせたものをいくつかご紹介します。漢字や意味のバランスを参考にしてみてください。
「桃李」
どちらも、果実を意味する漢字です。果実は実りを意味し、「豊か」「自然」といったイメージがあります。
「桃李」には、「自然に人が集まる人望のある人に」といった願いが込められます。
「橙理」
明るく活発なイメージをもつ「橙」と、知的な印象を持つ「理」を組み合わせた「橙理」は、バランスの良い組み合わせです。
「理」は、「理科」や「物理」など自然の理を問う学問を意味し、知性が感じられる漢字。
「橙梨」
柑橘系果実の「橙」に「梨」の組み合わせは、果実同士ということもあり相性が良いでしょう。
「豊かな実り」が共通のイメージであり、橙も和梨も日本の果実であることから古風な印象も与えることができます。
鮮やかな黄色とやさしい緑で、彩りがきれいなイメージですね。
「灯李」
やさしい明かりを意味する「灯」に、「すもも=実り」を意味する「李」を組み合わせた「灯李」は、画数も少なくスタイリッシュな漢字が魅力です。
また、「李」は子孫繁栄といった意味もあるため、「子どもを明るく照らす人に」などリーダーの素質がある人へと願いを込めることもできます。
やさしく、穏やかな組み合わせといえますね。
「冬利」
四季の「冬」と「するどい・はやい・かしこい」などの意味を持つ「利」と組み合わせた「とうり」。
「利」は「利益」や「勝利」など、良いことを意味する場合に使われることが多く縁起の良い漢字です。「鋭利」など「するどさ」のある印象も持ちます。
また、冬には「澄み切った」「透明感」という意味があるため、組み合わせることで研ぎ澄まされた印象のある名前になるでしょう。
上記でご紹介した「とうり」に使える漢字の組み合わせ以外にも以下のようなものがあります。
冬鈴/冬理/十李/十凜/斗倫/斗莉/東利/桃璃/桃莉/桃里/桐吏/橙吏
橙李/橙里/橙莉/永莉/登利/玄李/燈里/灯理/灯利/都羽李
「とうり」という名前に対する先輩ママの声
ジェンダーレスで男女ともに使える「とうり」。一般的な名前になりつつありますが、「ほかの人の意見を聞きたい」という方もいるでしょう。そこで、ここではママリを使っている先輩ママが抱く「とうり」という名前の印象をご紹介します。
まずは、「透理(とうり)」という名前についての印象を問う質問への返答から見ていきましょう。
「とうり」の響きは珍しすぎる名前ではないため好印象な様子。当て字なども少ないため、受け入れやすい名前と言えるでしょう。
続いては、「ゆうり・かいり・おうり・とうり」の中で好きな名前を問う質問への回答です。
「とうり」は有名な俳優の名前なので、なじみがある印象です。しかし、まわりに多いかと聞かれたらまだまだ珍しい名前。そのため、驚かれるほど珍しくもないけれど人とかぶりにくい名前といえるでしょう。
「とうり」は近年ブーム最前線の名前
人気俳優の名前であることから、一般的になりつつある「とうり」。ジェンダーレスネームの追い風もあり近年人気です。
「とうり」の名前には、果実の漢字も豊富にあるため「自然」と調和した名前になりますよ。「とうり」を検討している方は、漢字の意味なども踏まえて素敵な名前を付けてあげてください。