暑熱順化を意識しよう
暑熱順化(しょねつじゅんか)とは体を徐々に暑さに慣れさせることを言います。体温の急激な上昇が原因となり熱中症になってしまいますが、暑熱順化を心がけることで熱中症を防ぐことができます。
では、暑さに慣れるためには具体的にどういったことをやればいいのでしょうか。紹介していきたいと思います。
汗をかく機会を増やす
暑熱順化をするためには、汗をかく体を作ることが何よりも大事です。冬の季節を過ごした後はどうしても汗をかく機会が少なく、汗をかきにくい体になっているので意識をして変えていくのがおすすめ。
汗をかくためには以下のようなことを取り入れてみましょう。
- ウォーキング
- ジョギング
- 入浴(40℃〜41℃の湯船に10分程度入る)
運動や入浴を日常的にすることが難しい場合もあると思います。そのようなときには無理に運動や入浴はせず、普段の生活を少し変えてみるだけでも大丈夫。例えば、冷房が効きすぎないように気をつけるだけでも暑さに慣れる練習になります。
無理のない範囲で暑さを感じ、汗をかく時間を作ることが大切です。特別なことをしなくても、普段の生活の中で汗をかく機会を増やすよう心がけたいですね。
水分・ミネラル補給をこまめにしよう
©伊藤園
人は特別な運動などをしなくても生活しているだけで水分やミネラルが失われています。そのため水分だけではなく、ミネラルの補給も大事です。しかし、ミネラルは体内で作り出すことができないため食品や飲料で取る必要があります。
ミネラル入りのむぎ茶であれば程度な塩分が取れ、糖分が含まれていないため日常的な水分、ミネラル補給にぴったりです。この時に心がけたいのは、少しずつこまめに飲むこと。
そうすることで、体に吸収されやすく適度に汗をかくことができます。目安としては大人であれば1時間にコップ1杯程度を飲む点滴飲みを意識しましょう。
- 一般財団法人日本気象協会「暑熱順化」(https://www.netsuzero.jp/learning/le15,2022年6月8日最終閲覧)
水分補給を嫌がる子どもの対応策
大人が気をつけていてもなってしまう熱中症。子どもはよく動き、滝のように汗をかいていることも。一生懸命遊んでいるとつい水分補給を忘れがちですよね。
また、ジュースなら喜んで飲んでくれるけれど、麦茶はなかなか飲んでくれないと悩んでいる方もいるかもしれません。
そこで、子どもに水分補給をしてもらうために先輩ママたちが心がけていることを紹介したいと思います。
根気よく飲ませる
試行錯誤しましたし、飲まない麦茶は私達夫婦で処理。
マグも沢山購入しました。
麦茶でも、お子さんにより好みがありますし、マグも好みがありますから🤔
息子は、麦茶は健康ミネラルむぎ茶、マグは西松屋スマートエンジェル2wayです✨
歯科医でも、下手に甘いのを飲ませるとそれしか飲まなくなり幼稚園保育園で困るんだよね…息子二人がそうだったから。
だから、なるべく麦茶は食事に出してこれしかないよ‼️にするのをオススメする😅と言われました。

麦茶、マグの好みを探ったという先輩ママの声がありました。麦茶の温度にも好みがあると思うので、冷たいものや常温に近いものなどいろいろと試してみると子どもの好みもわかっていいかもしれませんね。
いつでも飲めるようにしている
食事中や食後など、いつでも飲めるように準備してあるという先輩ママの声です。筆者もこのタイプで、常に飲み物は子どもの手が届く場所に置いておき、自由に飲んでもらうようにしています。また、自分が水分補給をするタイミングで「お茶飲まない?」と声をかけるように心がけています。
牛乳から始めたらいつの間にか麦茶も飲むようになっていた
なので、一歳からミルクの代わりに牛乳飲ませてました。
それで、麦茶をいつでも飲めるようにはしておくようにしました。
気がついたら、お茶がぶがぶ飲むようになりましたよ。

ミルク以外の味に慣れてもらうために、ミルクに代えて牛乳をあげるようにしたという先輩ママの声です。ミルク以外の飲み物に慣れるとお茶へもスムーズに移行できるのかもしれませんね。子どもの成長や好みを見つつ、水分の取り方を工夫してみることが大事なようです。
夏に向けて今から熱中症対策をしよう
熱中症は室内にいても十分かかる可能性があり、大人も子どもも油断できません。
夏へ向けて汗をかきやすい体づくりをすること、そしてこまめな水分とミネラルの補給がポイントとなります。楽しい夏を迎えるために、気温が高い日が出てきた今から少しずつ夏の準備をしていきましょう。
運動や入浴で汗をかくこと、それが難しい場合はクーラーの設定温度やつけ方に気をつけるだけでも大丈夫。暑さを感じる場面を少しずつ増やして体を夏仕様にしていくことを意識していきましょう。