妊娠したらかかる費用って?
妊娠したらなにかとお金がかかりますが、初めての妊娠だという初マタのママにとってはどの費用がいくらくらいかかってということは全然わからないですよね。
そこで、どんなことに費用がかかって、どれくらいの費用がかかるのかをご紹介していきます。
出産費用の違いについて
妊娠に必要な費用はかかる病院によってだいぶ変わってきます。主に3種類の病院の費用の違いについてご紹介します。
総合病院の場合
総合病院の場合、大部屋になるケースが多いので、40万円前後になるママが多いです。複数の人がいるので、周りがうるさかったり、お風呂やトイレなどが部屋から離れていたりするので、移動するのに不便だったりするデメリットがあります。
個室が使えるケースもあって、先着順などまれにありますが、大抵の場合は費用が上がります。
個人産院の場合
費用の相場は50万円前後くらいです。エステ付きだったり、様々なアメニティがあったり、ごはんが豪華で美味しいなど、高級ホテル並みの待遇をしてくれる産院もあり、そういったところだと費用は上がります。
豪華な食事を食べられるのが目的で産院を選ぶママもいたりします。
妊娠したらどんな費用がかかってくるの?
妊娠したらどんな費用があって、それぞれの費用がどれくらいかかるのかをご説明します。出費がどれくらいになるかがわからないと怖いものですが、しっかり把握できれば準備することができます。
まずは妊娠、出産にかかる費用をしっかり把握しましょう。
妊婦健診
まず妊娠初期からかかる費用は妊婦健診の費用です。妊婦健診では、流産の可能性はないかを探ったり、胎児の様子は大丈夫かを診察したりします。無事に出産するために重要なことですから、必ず行かなければならない健診です。
出産までには14回程度は妊婦健診を受ける必要があり、1回の健診で5000円から10000円程度必要です。その他の検査をするとその分の費用が別で必要になります。
分娩費用
妊娠後期には分娩費用も必要となります。部屋や分娩方法などにより費用は異なります平均で47万程度かかります。休日や深夜の出産、麻酔分娩や帝王切開などをするとそれぞれに応じて費用も変わってくるでしょう。
無痛分娩などでは上乗せ額が大きく変わってきますし、自然分娩を予定していたとしても緊急な事情から帝王切開になったりすることもあるので、出産費用は多めに用意しておきたいものです。
その他赤ちゃん用品・内祝いなど
その他にもマタニティ用品や赤ちゃん用品を購入する費用も必要です。また、産後一ヶ月ごろに出産祝いのお返しとしての内祝いも意外と出費になるので用意しなければなりません。
これらすべてを合わせると妊娠初期から出産までで 50万円から100万円くらいのお金が必要なのです。
妊娠・出産にかかる費用を軽減できる工夫
妊婦健診の費用
健診にかかる費用は、自治体からの公費負担が出ることになっています。結果的には自己負担をかなり軽減できます。自治体によっては14回無料で受診できるところもあります。
妊婦健診は何度も行くものですし、1回5000円でも回数を重ねるとかなりの金額になりますから、無料で受けられるのは嬉しいですよね。妊婦健診の無料化が色々な自治体でどんどん進んでいるようです。
出産費用
出産育児一時金という最大で42万円程度の補助金が、健康保険から直接病院に支払われます。そのため病院の窓口で支払う自己負担分はかなり軽減されるようになっています。
健康保険か国民健康保険に加入していれば使える補助金で、出産1人につき42万円がもらえるので、双子であれば、84万円ということになります。
高額医療費
その他の健診などで、医療費が高くなった場合、高額療養費制度や高額医療費控除を利用することも可能です。所得などその人の状況によりますが、月当たりの医療費が一定額を超えると医療費が支給されます。
その他の工夫
また妊娠前に働いていた場合は、産前産後の給与を保障する出産手当金や体調不良時により休んだ際の傷病手当金などももらうことも可能です。
また、マタニティ用品やベビー用品は周囲からもらうなどして 軽減する工夫も十分できます。
うまく補助金を活用しよう
妊娠中は医療費がかかるものですが、公的制度を利用すれば自己負担分はかなり軽減されます。 母子手帳をもらう際に自治体に相談してみることをお勧めします。
また、可愛いベビー用品が並ぶお店の雰囲気につられて、ついつい買いすぎる傾向もあります。 情報に惑わされず、必要なものを選んで買うという工夫も必要です。
しっかりかかる費用と使える補助金が確かめられれば、妊娠・出産に対する不安も軽減されますので、計算した上でお金の計画を立てて、うまく補助金を活用していきましょう。