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実子が望めない夫婦が選んだ「養子縁組」という選択
結婚して1年半、2人だけの生活も充実していたものの、子どもがほしいと感じていたとある夫婦。結婚して2年目のある日、病院で検査してもらうことにしました。その結果、実施が望めないことが判明。
どちらも子ども好きで仲の良い家庭で育ち、子どもがいる生活を明確にイメージしていたため、この事実は2人重くのしかかりました。
子どもができないことに大きなショックを受けた2人ですが、子どものいない暮らしをすることよりも、不妊治療ではない手段で子どもを持つことを考えたいと思い至ります。
たくさん悩んだ末に、家族とは血のつながりだけではないと考え『特別養子縁組』という制度の利用を選択しました。
海外での経験が後押しに
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「特別養子縁組」を選んだ背景には、2人の生い立ちが深く影響していたといいます。それは海外での居住経験。
海外では人種を超えて養子を迎えることもあるという事実を目にし、養子の制度を身近に感じていた2人。たとえ自分たちと血のつながった子でなくても家族になれると考えるに至り、特別養子縁組で赤ちゃんを迎えることになったようです。
「特別養子縁組」という言葉がそれほど浸透しているとはいえない日本より、海外の方が進んでいる面があったのかもしれません。国は違っても、家族という考え方は共通。2人が同じ環境を目にしてきただけに、養子を育てるという考えで一致したのかもしれませんね。
家族にはさまざまな意見があった
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特別養子縁組に向けて手続きをする夫婦。しかし、すべてがスムーズにいくわけではなく妻の実父から強い反対に遭い、衝突したことも。
家族を迎えるということは夫婦だけの話ではありません。夫婦にとって両家の父・母は祖父母になるわけで、きょうだいはおじ・おばになるのです。
父の反対にはショックを受ける妻でしたが、当時すでに母となっていた妹は「私はお姉ちゃんの味方」と抱きしめてくれて、妻は心強さを感じ、前に進むことができたといいます。
本編は、夫婦が赤ちゃんと出会い、お世話の仕方を病院で教わり、退院するまでの様子が描かれています。小さな赤ちゃんを抱く夫婦の姿はまさに「家族」で、これからの温かい暮らしが想像できる漫画でした。
家族のあり方について新しい価値観を与えてくれる本作。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。