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毎日毎日、うまくいかない…。育児に疲れ切った日々
自閉スペクトラム症を持つ息子・たつきくんとの日々に疲れきっていた、主人公のNEGIさん。
たつきくんは小学生で、現在は特別支援学校に通っています。少し自分の時間を持てるようになったNEGIさんは、たつきくんの育児について絵を描き、SNSで発信するようになっていました。
たつきくんは地域で暮らしつつも、地域の小学生との交流はほとんどない状態。「たつきくんを知ってほしい」という思いのあるNEGIさんに、ある日転機が訪れます。
副籍交流で漫画を?母として覚悟を決める
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息子の担任から提案された、地域の小学校との交流。居住地域の人とつながりを作れるという言葉にひかれるNEGIさんですが「息子のことを漫画で紹介しないか」という提案には悩んでいる様子です。
自分の絵を大勢に見せることをとまどったものの、NEGIさんは子ども達に息子のことを知ってもらうにはいい作戦かもしれないと覚悟を決めます。
連絡帳に描いていたたつきくんの絵は、多くの小学生の目に触れることに。漫画は小学生からどんな反応を得られるのでしょうか。
副籍交流で得たものは大きかった
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副籍交流の序盤、大きな声・音にびくっとするたつきくん。苦手な状況に「15分間の交流中、耐えられるのか」と不安になるNEGIさん。しかし、小学生には事前にたつきくんの特性が知らされていて、このあと小学生たちは静かになりました。
落ち着きのないたつきくんの言動におびえる児童たちもいる中でしたが、ついにNEGIさんの漫画を公開するときが訪れます。
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NEGIさんが心をこめて描いた漫画は、子どもたちから大反響。漫画が描けるというNEGIさんの特技が、たつきくんについて地域の子どもが理解を深めるためにとても役立ったのです。
交流後に駆け寄ってきた児童が発した「私、知ってたよ」という言葉。地域でたつきくんを見かけ、気にとめていた子がいたことにNEGIさんは気づき、心があたたまります。子どもたちの等身大の反応がNEGIさんにとってうれしいもので、たつきくんを地域で育てていく上での助けになったようです。
母として息子が地域で生活していくために努力する姿を応援したくなる漫画『雨の日の次の日』。気になる方はぜひ本編も読んでみてくださいね。