©kkc_ayn
©kkc_ayn
会社の健康診断で、子宮内膜症を発見
会社の健康診断を受けたキクチさん。気にしていたのは尿糖値だけだったのですが…。
苦手な婦人科の検診がやけに長いと思っていると、思いもよらない指摘を受けます。医師に指摘されたのは、「子宮内膜症」。4.5㎝もののう胞が長い年月をかけて大きくなっていました。
寝耳に水だったキクチさんですが、思い返してみると中学生のころから生理痛が重く、腹痛で倒れそうになることもしばしばでした。それでも「生理痛は痛いもの」と考えて耐えていたといいます。
生理の重さは人それぞれで、自分は普通と比べて重すぎるかどうかなんてなかなかわかりませんよね。キクチさんのように生理痛を「当たり前のもの」として耐え続けている人は意外と多いのではないかと想像しました。
思い返せば心当たりはあった…!
©kkc_ayn
©kkc_ayn
母親からも生理痛が重すぎることで病気の可能性を指摘されたこともあったものの、婦人科受診のハードルの高さからくわしく検査を受けたことがなかったキクチさん。大人になってからは、痛みで意識が遠くなったこともあったそうです。
それでも「もっとひどい症状の人もいる」と考え、病院に行くことはしないまま。もっと早く受診する手もあったのかもしれませんが、キクチさんにとっては受診の決め手がなかったのでしょう。
同様に生理のたびに耐え忍んでいる方は、一度受診してみるとよいのかもしれませんね。
生理が重いなら治療を検討して
©kkc_ayn
©kkc_ayn
©kkc_ayn
行きつけの産婦人科で検査を受けると、実はのう胞の大きさは6cmにもなっていたことが判明。よりくわしく調べるため、MRI検査を受けることになります。
毎月重いわけではない生理痛、痛み止めで落ち着くことを繰り返すうち「生理痛はこんなものだ」と思い込んでしまっていたキクチさん。現在は薬を処方され、毎月の生理痛がだいぶラクになったと言います。
「自分のように生理痛が重いだけだと思っている人が、実は病気かもしれない」「自分のように治療して生理痛が軽くなるかもしれない」という思いを持つキクチさん自身が描くエッセー『生理痛を気合で我慢していたら病気だった話』。女性も男性も、生理の実情について知れる作品です。気になる方はぜひ一読してみてくださいね。