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ポーちゃんは誰よりも「知ってまっせ」
モエナ家で飼われているネコのポーちゃんは15歳。二人の子どもたちより長くモエナ家に住んでいます。ずっと家にいるポーちゃんは、寝てばかりいるように見えて、実は誰よりも家族のことをよく知っています。
強がりなママが本当は寂しがり屋なこと、不器用なパパの心は誰よりも優しいこと。すっかり大きくなった子どもたちの成長も見守ってきました。
ポーちゃん、家族それぞれとのきずな
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筆者の家にも15歳のメスのネコがいます。わが家の長女です。中学生の息子は、尊敬の意味も込めて「〇〇先輩」と呼ぶことがあるくらい、わが家の重鎮の風格。
きっとモエナ家にとってポーちゃんも欠かせない存在だったのだと思います。落ち込んでいると、のそぉっとひざに乗ってゴロゴロ言ったり、気まずい空気になるとプイっとどこかへ消えたり。ネコはなかなか鋭いんですよね。
子どもたちの成長を見守り、時に寄り添い、それぞれの頑張りをしっかり見てくれている。ポーちゃんの目線で描かれているからこそのほっこりとした描写に、家族の温かさを実感します。
ペットは大切な家族。命から子どもたちが学べること
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お別れは突然のことでした。少しずつ高齢になり、これから介護など必要になるのではないかと思っていた矢先、さよならも言えないままのでき事に子どもたちも大きなショックを受けていました。
ポーちゃんの死を知ったときの子どもたちの反応や向き合い方もさまざま。つらくてもきちんと本当のことを伝えてあげたことで、子どもはポーちゃんの命をもって生と死を学んだことでしょう。
命とどう向き合うか考えさせられる『モエナ家のポーちゃん』、ペットを飼おうと考えている方、今ペットを飼っている方にはとくにおすすめしたい作品です。