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1人になり、話しかけてきたのは…
年長のころ、駄々をこねて祖父においていかれてしまったふくふくさん。するとその数秒後、車に乗った知らないおじさんが話しかけてきたのです。
ふくふくさんが1人であることを確認すると、「家まで送ってあげる」と車に乗るように促してきます。
脳裏に浮かんだ「知らない人の車には乗らない」の教え
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車に乗せてもらおうかなと思ったそのとき、ふくふくさんの脳裏に浮かんだのは「知らない人の車には絶対に乗らない」という、幼稚園の先生からの教えでした。不審者に出会ったら「大きな声を出して助けを求めよう」とも教わっていましたが、怖くて大きな声を出せません。
なかなか車に乗らないふくふくさんにしびれを切らした不審者は、腕を引っ張って無理に車に乗せようとします。そのとき、やっと出せたのは「あ…おじいちゃん」という小さな声。その声を聞いた不審者は、ふくふくさんを突き飛ばして車で逃げていったそうです。
ふくふくさんを救ったのは幼稚園での「防犯指導」
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連れ去られそうになったふくふくさんを救ったのは、幼稚園での防犯指導でした。「知らない人の車には絶対に乗らないこと」「声を出して助けを求めること」という教えがなければ、ふくふくさんはどうなっていたかわかりませんよね…。
ただ、自身の経験から、小さな子どもがピンチのときに、大声をあげることは恐怖心が大きく難しいと実感したそうです。
防犯ブザーはもしものときに役立つはずですが、ただつけているだけでは意味が薄れてしまいますよね。「電池は切れていないか」「ちゃんと音が鳴るか」「子どもが操作できるか」など、定期的な確認をすることが大切だといいます。
防犯ブザーはいつ必要になるかもわかりません。子どもと一緒に使う練習をしたり、電池をこまめにチェックしたりするなど、普段から身近な存在として意識しておきたいですね。
防犯意識について今一度考えさせられるエピソード、家族みんなで読んでおきたい作品です。
- 警視庁「おやこでまなぼう!「いかのおすし」で毎日安全!」(https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/higai/kodomo/kodomo110.html,2022年9月13日最終閲覧)
- 静岡県警察「「5つのおやくそく」と「いかのおすし」」(http://www.pref.shizuoka.jp/police/kurashi/kodomo/5yakusoku.html,2022年9月13日最終閲覧)