©︎ママリ
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やっと踏み出した別居への道
夫にはたくさん苦しめられたけれど、義実家への未練が断ち切れずにいた主人公。たくさんの思い出やよくしてもらったことを思うと別居という決断は容易ではなかったようです。
しかし、ある日、見えない力に背中を押されるように家を出ることを決めます。当初、市内のアパートを契約しようと思っていたものの、DV夫と義母のそばにいないほうが良いという友人たちの猛反対を受け、考え直すことに。
義母のそばにいたいという気持ちもわかりますが、安心して新しい生活を始められることがまずは何よりも大事ですよね。
友人たちの助けで、ついに家を出た
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新居を決めることなく、家を出た主人公と子どもたち。友人たちがさまざまな手助けをしてくれたおかげで、不安ながらも新しい生活を無事にスタートすることができました。
夫から離れられる安心感もあったでしょうし、これまでの生活と決別することの寂しさもあったかもしれませんね。新しい生活はいつでも大変なものですが、新居も決まらないまま家を出たというのは、とても大きな決断で大変なものだったのだろうと思います。
義母が豹変。関係が終わったことを悟った
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新居が決まるまでホテルで生活し、忙しく過ごしていた主人公。夫に影響され主人公を憎むようになってしまった義母は電話で主人公に対して怒鳴りつけてくるようになります。優しくて好きだった義母が変わってしまったこと、もうあのころの関係には戻れないことを主人公は悟り、寂しい気持ちになります。
そんな時、ふと携帯でタロット占いをしてみると、出たのは「前に進む」ことを表すカードでした。まさに主人公が一番欲しかった言葉ですね。「自分がしていることはこれで正しい」「大丈夫」と背中を押してくれたようにも見えますね。
この漫画は、実際にDV夫との決別をした女性の体験をもとに作成されたものです。今モラハラやDVに苦しめられている方も、そうでない方も、この漫画から学べることがあるはず。すべての方にぜひ読んでほしいと感じるストーリーでした。
自身の体験を発信することについて、原案者であるはぴはろさんは以下のように語っています。
「私の体験談を読んでいただき、ありがとうございます。すてきな漫画にしてくださり、大変感謝しております。自分で読みながら、時折思い出して涙が出てしまいました。
私がこの体験をつづったのは、同じような苦しみの渦中にある女性たちの『なにか行動してみよう』と思えるきっかけになれたらと思ったからです。
それまで夫との生活の現状維持に必死だった分、何もかも捨て、大切なものを守るのは大変だし、しんどかったです。
でも、行動してよかった。私はカゴから飛び立てました。
まだまだ自分のなかの葛藤がないわけではありませんが、今は仕事も家庭も恋愛も、極めて順調です。数年前の私がどう思うでしょうか。自分でもびっくりです。
こんな人もいるのだから、得たい未来を諦めてほしくないと思います。
読んでくださった皆様が、この漫画から受け取れるものがありますよう願います」
配偶者からのモラハラやDVについては、公的機関への相談もできます。下記リンク先を参考ください。