どうして叱りかたが大事なの?
「叱りかたが大切」とはわかっていても、繰り返されるとイライラしてしまい、声を荒げてしまう自分に自己嫌悪の繰り返し……。子どもは叱られ続けると「どうせ僕なんて……」「やっぱり私はダメなんだ」と自分を否定しがちになってしまいます。そして、自己肯定感が下がり、大人の顔色を伺うようになっていきます。
保育士は職業柄、子どもを叱ることもあります。そのときに心がけている「叱りかたのコツ」をお伝えします。
叱りかたのコツは2つ
会社で後輩を指導する時にコツがあるのと同じように、子どもを叱るときにもコツがあります。
子どもに伝わりやすい「叱りかた」を知ると、子育ての他の場面に応用することができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
1. 大人は落ち着いて話す
つい「もう何やってるの!」「どうしてできないの!」と言ったフレーズが口をついてしまいませんか?この言葉が最初に出てしまうと、子どもは大人の言葉をシャットダウンしてしまいます。
そのため、本当に伝えたかった「お茶をこぼさないように気をつけて持ってね」などの言葉は、子どもの耳に届いていない可能性が大きいです。まずは「気をつけて持ってね」と言ったほうが、子どもには伝わりやすいので意識してみてくださいね。
また、「ギャー」っと子どもが泣いてしまうと、大人もついヒートアップして声を荒げてしまいがちですが、それは逆効果。大泣きしているときは、まず泣き止むことが最優先。「泣くのが終わってからお話しするね」と伝え、待ってあげたほうがいいですね。
2. こうしてほしい!を言葉にする
ついつい「走らないで!」「そうやって持ったら、危ない!」など言ってしまいがちですが、この伝えかたも子どもには伝わりにくいのです。
それは子どもの特性として、否定語を理解するのが苦手だから。つまり、「〇〇しないで」よりも「〇〇しようね」とストレートに伝えるほうが、子どもにも伝わりやすいのです。
こちらは、子どもに伝わりやすい言葉をまとめたものなので、ぜひチェックしてみてくださいね!
まりこ
子どもに伝わりやすい言葉を意識して
子どもに話すときに「伝わりやすい言葉」「伝わりにくい言葉」の2種類の言葉が存在します。子どもにとってわかりやすい言葉を端的に話すことが大切です。
子どもにわかりやすい言葉を使うことは、初めは大人側が意識しないと難しいかもしれません。しかし、毎日一つでも伝えかたを変えると、子どもの行動も変わってきます。
ぜひこの記事を参考にしていただき、少しでも親子で楽しい時間が過ごせるように応援しています。