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園は子どもの体調の変化に注意して保育している
こども家庭庁による『保育所における感染症対策ガイドライン』では、保育園での感染症拡大を防止するため、保育士は「登園時から保育中、退園時まで、子どもとの関わりや観察を通して、子どもの体調を把握する」とされています。
そのため、保育士は保育中も子どもの様子を観察し、変化が見られるときは検温をしています。同ガイドラインでは、園での生活時に保護者に連絡する目安として「38℃以上の発熱があり、元気がなく機嫌が悪いとき」とされています。そのため体温が38℃程度を超えて元気がない様子の場合は、お迎えをお願いすることがあります。(発熱以外にもお迎えをお願いする目安があり、体温が38℃に満たなくてもお迎えをお願いする場合もあります)
保護者の方がお迎えして受診できるまでの間は、ガイドラインに基づいて以下のような対応をしています。
発熱時の一時的な対応について
『保育所における感染症対策ガイドライン』では、園で子どもが発熱した場合の対応について以下のように記載されています。
○ 発しんやせきを伴う時、また、複数の子どもに発熱のほか類似の症状がみられる場合には、別室で保育する。
○ 経口補水液、湯ざまし、お茶等により水分を補給する。
〇熱が上がって暑がる時は薄着にし、涼しくしたり、氷枕などをあてたりする。手足が冷たい時、寒気がある時は保温する。
○ 高熱が出ている場合には、首のつけ根・わきの下・足の付け根を冷やす(ただし、子どもが嫌がる場合には行わないこと)。
○ 微熱が出ている場合には、水分補給を行い安静にさせた後、30 分程度様子を見てから再度検温する。 ※1
手や足が冷たい?温かい?の確認をし、冷たい場合は体を温めています。また反対に、手足が温かい場合は薄着にして涼しくしています。
同ガイドラインでは保護者が迎えに来るまで「1時間ごとに検温する」「水分補給を促す(吐き気がない場合には、本人が飲みたいだけ)」「汗をかいていたらよく拭き、着替えさせる」といった対応をするよう定められています。園ではそれにのっとった対応をしています。
園でも汗をかいたら着替えさせますが、お迎えのあとにまた汗をかくようならおうちでも着替えさせてあげてください。濡れた服で体が冷えないようにしてあげたいですね。
熱性けいれんの既往がある方は園と連携して
発熱時に熱性けいれんを起こしやすい子どもの場合は、園にけいれん発生時の対応について連携をお願いします。園でもけいれんが止まらない場合は救急車を呼ぶ場合があります。
お迎えの後は小児科へ
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園での対応はあくまで一時的なものです。園にお迎えにきていただいた後は、かかりつけ医を受診して状況を判断してもらってくださいね。