絵本を読むメリットは3つ
絵本を読むメリットは以下のようなことが挙げられます。
1. 語彙が増える
絵本の中には、多くの表現方法や言葉の言い回しが取り入れられたものがあります。ベストセラー作品を見てみると、特に語彙が豊かなものもあります。豊かな言葉を育むことができると思いますよ。
また、子どもにとってわかりやすい言葉が使われていて、知らなかった言葉の意味を、絵本から学ぶことができます。
絵からも言葉や状況が推測でき、子どもの語彙を増やすためにはぴったりのツールなのです。
2. 相手の気持ちを知ることができる
絵本は、感情を疑似体験できるといわれています。もちろん、動画でも疑似体験は可能です。しかし、動画は子どもが受け身になりやすく、子どもが状況を理解する前にどんどん映像が先に進んでしまうことも。そうなると、感情を追いつかせるのは難しいですよね。
その点、絵本は子どものペースで進めることができます。「こんなことをされると、悲しいな」「これはうれしいね」など、子どもの感情に大人が寄り添いながら、わが子のペースに合わせて読み進められます。
「なかなか寝ない」「順番が守れない」など育児に関する絵本が多いのも、相手の気持ちを理解する体験にぴったりだからだと思います。
3. 子どもとの距離が近くなる
忙しい日々の中、絵本タイムがなかなか作れない方はいるでしょう。「絵本は何冊も読まなければいけない」ということはありません。お休みの日、寝る前など、各家庭で無理のない時間や読む冊数を決めましょう。
短い時間でも、絵本を通じた会話は立派なコミュニケーションになります。子どもと話す時間を作ると思って、取り入れてみてください。
スマホは「深める」絵本は「広げる」
「スマホ・タブレット(SNS)」と「絵本」は、性質上得意なこと不得意なことに分かれます。それぞれの得意分野を上手に使うことが重要ですね。
SNSは、好きなものを深めることが得意。例えば「きりん」と検索するだけで、世界中のきりんを知ることができます。ただ、きりん以外のものに興味を広げようにも、知れるのは検索した範囲だけです。
一方、絵本は、広く浅く知る手助けになります。本屋さんにいけば、さまざまな絵本があり、偶然出会った絵本から、新しい世界を知るきっかけになることも。子どもの興味や関心を広げるのにぴったりなのです。
絵本で興味を広げ、好きなことができたら画像検索や動画で深める。そんな使い分けができると良いですね。