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スマホと絵本には使い分け方があった【保育士解説】育児に絵本の利点を生かすコツ

「動画が好きで、絵本をなかなか読んでくれない」「何でも調べられるスマホ・タブレットが子どものためになる?」と思う方はいませんか。近年はSNSが普及し、子どもたちがスマホ・タブレットで動画サイトやSNSに触れる機会が増えています。そしてスマホやタブレットにも、知識を深められるなどの利点があります。一方、子どもの語彙力や想像力を伸ばすには、絵本が活躍しますよ。普段の育児に絵本の読み聞かせをプラスして、子どもの興味を広げてみませんか。この記事ではまりこ(@mamababy_cococolor)が、絵本を読む子育てのメリットを紹介します。スマホ・タブレットとうまく使い分けましょう。

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絵本を読むメリットは3つ

絵本を読むメリットは以下のようなことが挙げられます。

1. 語彙が増える

絵本 amana images

絵本の中には、多くの表現方法や言葉の言い回しが取り入れられたものがあります。ベストセラー作品を見てみると、特に語彙が豊かなものもあります。豊かな言葉を育むことができると思いますよ。

また、子どもにとってわかりやすい言葉が使われていて、知らなかった言葉の意味を、絵本から学ぶことができます。

絵からも言葉や状況が推測でき、子どもの語彙を増やすためにはぴったりのツールなのです。

2. 相手の気持ちを知ることができる

絵本 PIXTA

絵本は、感情を疑似体験できるといわれています。もちろん、動画でも疑似体験は可能です。しかし、動画は子どもが受け身になりやすく、子どもが状況を理解する前にどんどん映像が先に進んでしまうことも。そうなると、感情を追いつかせるのは難しいですよね。

その点、絵本は子どものペースで進めることができます。「こんなことをされると、悲しいな」「これはうれしいね」など、子どもの感情に大人が寄り添いながら、わが子のペースに合わせて読み進められます。

「なかなか寝ない」「順番が守れない」など育児に関する絵本が多いのも、相手の気持ちを理解する体験にぴったりだからだと思います。

3. 子どもとの距離が近くなる

絵本 PIXTA

忙しい日々の中、絵本タイムがなかなか作れない方はいるでしょう。「絵本は何冊も読まなければいけない」ということはありません。お休みの日、寝る前など、各家庭で無理のない時間や読む冊数を決めましょう。

短い時間でも、絵本を通じた会話は立派なコミュニケーションになります。子どもと話す時間を作ると思って、取り入れてみてください。

スマホは「深める」絵本は「広げる」

絵本 PIXTA

「スマホ・タブレット(SNS)」と「絵本」は、性質上得意なこと不得意なことに分かれます。それぞれの得意分野を上手に使うことが重要ですね。

SNSは、好きなものを深めることが得意。例えば「きりん」と検索するだけで、世界中のきりんを知ることができます。ただ、きりん以外のものに興味を広げようにも、知れるのは検索した範囲だけです。

一方、絵本は、広く浅く知る手助けになります。本屋さんにいけば、さまざまな絵本があり、偶然出会った絵本から、新しい世界を知るきっかけになることも。子どもの興味や関心を広げるのにぴったりなのです。

絵本で興味を広げ、好きなことができたら画像検索や動画で深める。そんな使い分けができると良いですね。

まりこ|0歳ー6歳子育ての専門家(@mamababy_cococolor)のインスタグラム

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