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唯一の誇りだった、「絵を描くこと」
幼稚園の先生だった、たまままさん。このお話は、たまままさんが新人だったころのエピソードです。
絵を描くことが得意で、よく園児に絵を描いてコミュニケーションをはかっていたという、たまままさん。
先生としてうまくできない時に、絵が唯一の自信になっていたと言います。しかし、あることがきっかけで、あまり絵を描かなくなったそうです。一体何があったのでしょうか。
子どもたちの絵が硬い理由は、自分のせいだった?
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クラスの子たちの絵が「硬い」と、他の先生から言われてしまった、たまままさん…。上手な絵を描かせてあげようとするあまり、お手本を描いたり、描き方を教えたりすることが中心だったと言います。先輩からの指摘は、とても胸に刺さったことでしょう。
何を描きたいかより先に、どうやって描くかを教えてしまうと、その子らしい伸び伸びとした表現方法が育たないことがあるようです。新人の先生は失敗の繰り返し。好奇心旺盛な子どもたちと正面からぶつかりながら、個性を引き上していくことはとても大変なことでしょう…。
子どもの「かけた!」を大切にしてあげたい
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普段、絵を描きたがらない子でも、「何を描きたいのか」「それはどんなものだったのか」そんな話をしていくと、不思議なくらい筆がすいすいと動きます。描き方を「教える」のではなく、子どもの気持ちに「寄り添う」…幼稚園の先生たちは、そんな風にわが子の思いを引き出してくれていたのですね。
ただの「絵」かもしれませんが、そこで養われる子どもの感性はたくさんあります。上手に描くことが大切なのではなく、見たものや感じたことを表現できることが大切なのだと教えられました。子どもが、自分の伝えたい思いを「かけた!」という瞬間を味わうことが大切なのですね。