@sawayakasayaya
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筆箱がのりまみれに。犯人はすぐにわかった
他校の男子と付き合ったことをきっかけにいじめのターゲットになった、中学3年生のころのサヤカさん。暴言を吐かれるだけで終わらず、友人にも暴言を吐かれたり、筆箱を液体のりまみれにされてしまいます。
暴言に対してはずっと無視をし続けていましたが、友人にも被害が出てきたことや筆箱にまで手を出してきたことでついに耐えきれなくなり教師に相談することに。
親はPTA役員。教師に相談するも悪手を展開
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いじめた側であるミナミの母親はPTA役員で「この学校にいじめはない」と言い切り、サヤカさんが相談した教師は加害者も「魔がさしただけだから許してやってほしい」と言い放ちます。
そうした大人の姿を見てサヤカさんは諦めの気持ちに。さらには「ロッカーに置いておくほうも悪い」という先生の言葉は、サヤカさんを失望させます。サヤカさんに何のことわりもなく学年集会で筆箱の件を明らかにされたことで、事態はどうなるのでしょうか。
加害者の謝罪がない状況で、さらに被害者にも責任があるような言い方をするなんて、サヤカさんはどれほどつらかったことでしょう。
収束した嫌がらせ。時がたち思うこと
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学年集会以降、ミナミたちの嫌がらせは収まりましたが、一度も謝られないままでサヤカさんのなかにはモヤモヤが残り続けます。
その後、大人になり中学の同級生と話すなかで現在のミナミの近況を聞いたサヤカさん。決して順風満帆ではないミナミの生活を聞き、サヤカさんは同情しつつもある気持ちを抱きます。
サヤカさんが感じたのは復讐心だったのでしょうか?それとも…。
当時の気持ちはどう消化される?『ある日登校したら筆箱に液体のりがぶちまけられていた話』
ミナミにとってサヤカさんをいじめたことは単なる暇つぶし程度だったのかもしれません。しかし、やられた方は時が経っても決して忘れることはありませんよね。当時の教師の対応は本当に呆れるものですが、その後にクラスメートたちが味方になってくれたことはサヤカさんにとって心強いと感じた体験だったことでしょう。
「いじめられた側」の心の傷がどれほど長く残るのか、深く考えさせられる漫画作品です。