トイトレを始めるタイミングは?
トイトレは、いつ、どのタイミングで始めるといいのか…。周りが始め出すと「うちはまだやっていないのに」…と焦ってしまいますよね。ですが、焦ることはありません。始める目安としては、排尿間隔が長くなっていること。30分〜1時間と間が空いていることがポイントです。
また、トイレに興味を示していることも大切。大人のトイレは大きく、なんだか怖いと感じてしまうお子さんもいます。トイレに抵抗なく入れるかどうかも、トイトレを始める判断のポイントになります。トイレは怖くない場所だと、あらかじめ認識してもらう工夫をするのもいいでしょう。
トイトレグッズを選ぶポイントは?
トイトレグッズには、補助便座やおまるなど、いろいろな種類の物が販売されています。どちらもそれぞれのメリットがありますので見ていきましょう。
座った時にしっかりと足裏がつく
足裏がつかないと、力を入れて踏ん張ることができません。おまるのいいところは、地べたに足裏がつくことにより、安定するので、安心して座ることができます。
大人も足裏がつかない椅子に座ると、なんだかソワソワすることがあると思うのですが、同じように、子どもたちも不安を感じやすいのです。
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持ち手があり、力みやすい。
つかむ物があることによって、おなかに力を入れやすくなり、排便を促すことができます。また、つかむことで体のバランスを保ちやすく、安心して座ることができます。
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補助便座を使用する場合、足の置き場がありません。力を入れにくく、踏ん張ることができなくなります。また、上記にあるように、足がつかないことで不安を感じてしまいます。
年齢が上がると、踏み台を使用することで、自分で座ったり降りたりすることもできるようになります。そして、自立心の向上にもつながります。
「踏み台って物によっては邪魔になるんじゃないかな?」と感じる方もいらっしゃると思います。今はさまざまタイプの踏み台があり、便器の形に合わせたタイプの物であれば、「踏み台があって邪魔だな」と感じることが少ないと思います。
それぞれのメリット・デメリット
おまる
おまるタイプの物は、トイレではなくお部屋で座ってでき、足もしっかりと床につくため、子どもは安心して座ることができます。
トイレに慣れる前段階として使用できます。使用後は、毎回洗ったり消毒したりと、清潔にしなければならないので、手間はかかりますが、いつも過ごしているリビングに設置することができるので、手軽にお子さんのペースでトイトレを始めることができますよ。
補助便座
補助便座タイプの物は、直接トイレに取り付けることができるため、使用後はサッと拭くだけで済みます。また、持ち手があると力を入れやすいです。
しかし、足裏が床に届かないため、不安定になり、うまく力めません。補助便座を使う時は、踏み台を使用することをおすすめします。踏み台にも、高さ変動があるため、トイレやお子さんの足に届く高さをあらかじめ測っておきましょう。
「絶対にこれじゃなきゃいけない」という物はない
おまるも補助便座も「これじゃなきゃいけない」という物はなく、本人の好みや自分の気になった物を取り入れていければよいと思います。
ちなみに、わが家では補助便座と踏み台を使用しています。お恥ずかしい話ですが、踏み台の高さを測っておらず、購入当初は足裏がしっかりとついていませんでした。そのため、子どもたちも「うまく力めない」「足裏がつかないことで不安を感じ、すぐに降りようとする」姿が見られました。今となっては、足裏もしっかりとつき、踏ん張りやすく、安心して座ることができています。
トイトレは先が見えず、また、周りとも比べがちになり、不安を感じることもあるでしょう。わが家の長男は、排尿間隔が短く、また気持ちも進まず、3歳後半ですが、まだおむつを使用しています。イヤだと思う気持ちが少しでもある場合はやらずにいます。なぜなら、無理に進めてしまうと、返ってやる気を無くし、トイレに行くこと自体を嫌がってしまうからです。
なるべく本人の気持ちを優先し、無理なく進めています。おむつはいずれは必ず取れます。ある日突然、やる気が出ることもあります。トイトレは進み具合もその子によってそれぞれです。中断することがあっても、問題ありません。そして、誰かと比べる必要も、焦る必要もありません。本人の気持ちと周りの大人が無理なく、楽しい雰囲気で進められるといいでしょう。