©maromrt
©maromrt
©maromrt
©maromrt
©maromrt
「安静にできるかどうか」がカギ
娘・メメちゃんが転んでしまい、さらに足が腫れているように見えたため、病院を受診しました。その結果、「靭帯損傷」と医師に告げられます。
体を動かすことが大好きなメメちゃん。安静にして過ごせるかどうか、まろさんは不安に思いながら帰宅します。
そして、1週間。母、まろさんの心配とは裏腹に、ケガをした直後から一切歩こうとしなくなったメメちゃん。再び、病院での診察を受けます。
ケガは治った!けれど…
©maromrt
©maromrt
©maromrt
©maromrt
©maromrt
受診した結果「歩いても問題ない」と医師に言われました。あとは、メメちゃんの気持ち次第です。
ところが、包帯は取れているのに、一向に歩こうとしないメメちゃん…。母、まろさんは心配になり、あの手この手でメメちゃんが歩く気になるよう、促します。
ですが努力の甲斐もむなしく、ケガが治って2週間たっても歩こうとしないメメちゃん…。神経質になっているまろさんを見かねて、夫が家族で出かけることを提案します。
まさか、このタイミングで歩くなんて!
©maromrt
©maromrt
©maromrt
©maromrt
©maromrt
なんと、ドーナツに釣られて歩きだしたメメちゃん。両親も、驚きを隠せません。
ベビーカーで外に連れ出したり、児童館で同じ年代の子どもが歩いているところを見せたりと、母のまろさんはさまざまな工夫をして過ごしてきました。ですがまさか、ドーナツ屋さんで歩くなんて…。やはり、いくら親が促しても、歩くタイミングは子ども自信が自分で決めるものなのですね。
わが子が歩かなくなったら…と思うと、とても心配ですね。さらに、歩かない期間が長くなればなるほど、親もナーバスになってしまいます。ですが、子どもが自分で決めて自分で踏み出した一歩。大切にしてあげたいなと思う瞬間でした。
子どもの心との向き合い方を学べるお話
©maromrt
©maromrt
©maromrt
まろさんはこのあとも、メメちゃんがケガを怖がる様子に胸を痛め、ケガを避けたい気持ちが強まることがありました。
しかしある日、祖父からメメちゃんのケガは「名誉の負傷」と声を掛けられ、その言葉をきっかけに心境が変化します。
もちろん命に関わるようなケガは防ぐ必要がありますが、遊んでいる最中のすり傷など、小さなケガは子どもの元気のあかしという考え方もあります。まろさんの体験を通じ、親として子どもの心とどう向き合い、見守っていくかを考えさせられる作品です。