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ペットショップ以外にもある、猫を迎える選択肢
夫と娘の3人暮らしのオキエイコさん一家は、「いつか猫と暮らしたい」と考えており、落ち着いたら猫を迎えようと、ペット可のマンションに引っ越ししたことを機に、本格的に飼い猫探しを始めます。
週末はペットショップ巡りをするオキエイコさんは、動物を飼うときの選択肢はペットショップしか知らなかったのですが、ある日友人から「保護猫」についての話を聞き自分でも調べてみることに。
その結果、引き取り手のない猫は処分されることを知り、保護猫についてもっと知りたいと、動物愛護センターの保護猫講習会に参加することにしました。
保護猫を引き取ることを前向きに検討し保護猫カフェに行った結果
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動物愛護センターの保護猫講習会に参加し、保護猫の実態を知ったオキエイコさんは、保護猫を引き取ることに前向きに。「保護猫カフェ」という存在を知り、足を運んでみることにしました。
早速娘を連れて近くの保護カフェを訪れ、里親希望であることを伝えると、まるで尋問と思えるような質問攻めに。とまどうオキエイコさんですが、きちんと飼える人に引き渡したいという思いを感じ、ていねいに答えることにしました。
結果「2匹引き取ってほしい」という話をされるオキエイコさん。どうやらカフェでは、きょうだい猫を引き離さずに飼ってくれる人を探していたようです。
愛猫「しらす」を迎えることに
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カフェでの話を聞いた後で夫にも相談したものの「2匹飼う」という判断をしかねていたところ、以前訪れた動物愛護センターに募集が出ていることを知り、オキエイコさん家族は再び出向くことに。
そしてそこで、現在も飼っている愛猫「しらす」と運命の出会いをしたオキエイコさん。「人間側が猫を選ぶ」のではなく「猫によって自分たちが選ばれる」という感覚を持つようになりました。
お迎え当日、愛護センターの職員は「幸せになりな、ね」と、しらすを送り出します。その優しいまなざしに、オキエイコさんはまた保護猫の命について深く思いをはせたようです。
ペットを飼うときの選択肢として「保護動物」を選んだ体験をていねいに描いた本作。これからペットを飼いたい方や、保護動物について興味がある方には必読のエッセー作品でした。気になる方は本編もぜひ読んでみてくださいね。