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決して十分な愛情を与えられず育ち、結婚で幸せになると信じた
このお話は原案者であるはぴはろの経験をもとに描いたエピソードです。主人公の家はいわゆる機能不全家族で育ちました。
アルコール中毒の父親にかわいがられた記憶はなかったと言います。また、結婚した夫はとても優しく楽しくて、子どもたちものことを大切にしていたようです。これからどうなっていくのでしょうか…。
結婚後、夫は変わっていった
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付き合っているころから、主人公の夫は束縛が強かった方だと言います。しかし愛されて育ってこなかった主人公にとっては、感心を持ってもらっていることにも幸せを感じていたようです。
ほどなく結婚した2人。歯車が狂いだしたのは子どもが生まれてからでした。連日怒鳴りちらす夫に耐える主人公。その内容はとても自分勝手で、とても主人公を尊重しているとは思えないものです。
こんな生活を続けていったら、自己肯定感はどんどん低くなる感覚になりますよね。パートナーの叱責に次第に心が壊れていく…そんな主人公が心配でなりません。
優しさを見せる夫が好き。だけど本当にこれでいいのか?
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モラハラの夫に変わってほしいと願う主人公。精神内科を進めたり、なるべく話し合いを続けたり、夫と向きあうことをやめずにいました。
夫は機嫌のよいときは、一緒に遊んだり、楽しく話をします。そして、ときにプレゼントをくれたり主人公を尊重するような行動をしていました。そんな行動からか、いろいろあっても、主人公は純粋に夫が好きだったのです。
相手への気持ちがあると、きっとよくなってくれるという望みをもってしまいそう。しかし、心のどこかでは不安や恐怖がぬぐえませんね。
もしパートナーと対等な関係ではないかもしれないと感じたら、第三者に話し、客観的な意見を得ましょう。友人でも行政でもかまいません。モラハラや夫婦間のDVは当事者が気づきにくかったり、気づいても対処しにくかったりします。まずは家庭内の問題だからと内にとどめず、信頼して話せる相手を見つけることが大切です。
原案:はぴはろ
イラスト:西谷まみ