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保護者の方との良好な関係作りも、保育士の目標
大前提として、保護者と保育士話しやすい関係づくりをしていくのは園と保育士の心がけやスキルが大切です。子どもとの信頼関係をしっかり築けて、保護者の気持ちや話に寄り添う保育士であれば、保護者側も自然と信頼をもって接してくれるからです。
それを踏まえたうえで、保護者の方の対応で「うれしいな」と思うことがあります。保護者と保育士が早く信頼関係を築き、一緒に子育てをしていくパートナーとして子どもの成長を見守っていきたいと常々思う中で、ありがたいと思うパパママの言動についてご紹介します。
子どもの様子を共有しやすい、ありがたいパパ&ママの言動
保護者の方の中には、保育士にわが子の園での様子を聞きたいと感じる方はいると思います。保育士側も、保護者と子どものことを話したいと思っています。しかし、忙しそうだったり、お話しする気分ではなさそうだったりするときには、保育士側で話しかけるのをためらってしまうことも。
必要な伝達や報告以外のことを話すタイミングを見計らう中で、話しかけやすいなと感じるのは、保護者の方が以下のような言動をしてくれるときです。
1. 目と目を合わせてあいさつしてくれる
送迎でのやり取りの際、目と目を合わせてリラックスした表情であいさつしてもらえると声をかけやすく、子どもの話をしやすくなります。
もちろん仕事や家族のことで疲れている、体調が悪い時もあると思います。そんな時は無理して笑顔を作ろう、先生と話さなくちゃ!と負担に思わないでください。
「今日は疲れました」と言ってもらってもいいですし、保育士も察して必要な連絡事項のみで送り出します。
2. お家でのエピソードを話してくれる
お家でのエピソードを話してくれる保護者とは、子どもの様子を共有できて、園での姿と照らし合わせてお話できたり、園では出せていない部分を知ることで、新しい発見ができたりと、より子どものことを理解できるきっかけになります。
小さな成長でも、子どもの面白い言動でも、困ったエピソードなど、ポジティブな内容以外でもなんでもOKです。時間がある時や連絡帳などで教えてもらえるとうれしいです。
3. 不安に思うことを相談してくれる
子どもの話を聞いたり、いつもと違う様子で心配になることがあると思います。そんな時にため込まずにその都度話してくれると、園でも対処しやすいですね。また、パパやママが悩む時間が長くなるとより不安感が増してしまうので、遠慮せずに早めに話してください。
不安な気持ち、心配する気持ちを話してくれる保護者の方が、一緒に対応を考えられますし、園での様子も合わせて伝えられるので助かります。
4. わからないことを聞いてくれる
園のルールや準備物、行事のことなど、わからないことや疑問があるときには、すぐに保育士に聞いてください。保護者がどの部分で困っているか、わからないことがあるのか、保育士側では完全にくみ取れないことがあるので、教えてくれるととても助かります。
反対に、聞かずにわからないまま過ごしていくと、園に対しての勘違いや不信感が生まれてしまうことも。聞きづらいと感じたり、先生が忙しそうだからと気をつかったりして聞けない保護者もいるかもしれませんが、そんなことはありません。いつでも質問してくださいね。
保育士と保護者は、育児のパートナーに
保育士と保護者の話しやすさのポイントは、保護者の方が保育士を育児のパートナーとして信頼できることだと思います。それは保育士側の努力や配慮が必要なことではありますが、保育士も完璧とは限りません。そんなとき、パートナーとして気になることも伝えてもらえる信頼関係があるといいですよね。
大事なお子さんの一日一日の時間を大切に、成長の手助けをしたり、育ちを見守ったりしていくために、保護者と保育士の信頼関係が大切です。信頼の構築にはコミュニケーションが必要だと思っています。今回の記事であげたような歩み寄りをしてくださる保護者の方は本当にありがたいです。ぜひ、今後も温かいコミュニケーションをしていただけたらうれしいと思います。