©ママリ
まるで理想の家族…
この作品は、ある女性が経験したことを元に描いたエッセイ漫画です。当時はコロナ禍。今までの生活様式が一変し、社会的に混乱している時期の話です。
近所に住む、ある一家に異変があったそうです。その一家は、「中野さん」という家族でした。パパとママと3人の子どもがいて、以前の雰囲気は絵にかいたような幸せな一家に見えていたと言いますが…?
これ以上、子どもたちが傷つかないために
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主人公の女性は、中野さんの奥さんの言葉に驚きを隠せません。子どもたちに対し、とてもきつい口調で叱責する奥さん…。これはしつけとは言いにくいですよね。そして、子どもの見守りを怠り、命を危険にさらしていました。
確かに、誰しもわが子にきつい言葉を感情的にぶつけてしまうことはあるかもしれません。しかし、それが常習化してくと、気がつかないうちに虐待の一歩手前まできてしまうことも…。親だって人間です。ストレスがたまることもありますが、そのはけ口をわが子に向けないようにしたいですね。
主人公は悩みながら、ついに児童相談所へ匿名で告発する決意をします。「もしかして勘違いかもしれない」「大げさかもしれない」いろいろな葛藤のなか、相談をすることができたのは、とても素晴らしいことです。主人公の勇気ある行動で救われた命があったのです…。
ほんの少しの勇気で大きく変わる未来
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主人公は勇気を出し、児童相談所に通報をしました。それにより、児相は中野さん一家の様子を見にきたと言います。
少しの勇気で助かる命、救われる家族があるのですね。虐待は親が全て悪いわけではなく、親をとりまく環境や、逃げ場のないストレスなども影響します。児童相談所は子どもと親を引き離すところではなく、お互いの準備が整うまで、見守ってくれる場所です。
皆さんの気づきと行動一つで大きく未来が左右される家庭があるということを忘れたくないですね。