©ママリ
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仲良し夫婦に突きつけられた残酷な事実
主人公の夫妻は、自己肯定感高めでポジティブな夫と、マイペースな妻で仲良く暮らしていました。結婚2年目のある日、なかなか子どもができないことから病院を受診してみることに。
すると、夫妻は実子を望めないことが判明したのです。2人は大きなショックを受けます。
それでも、2人とも「子どものいる生活」をあきらめたくないと考えていました。
妹に先を越されて素直に祝福できず…
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妻には仲の良い妹がいて、小さいころはいつも一緒にいました。基本的には、少し年上の姉がなんでも先に経験して、それを見本に妹がついてくるというスタイル。結婚も姉の方が少し前だったといいます。
しかし、妊娠は妹のほうが先。妹の妊娠報告に喜んで電話をかけてきた実母。その声を聞きながら、妻は誰の妊娠報告よりつらく感じたと、のちに振り返っています。
大事な妹のことなのに、素直に祝福する心の余裕がなかった妻。どんなに相手を大切に思っていても、自分のことで大きな悩みがあるときには、おおらかに受け止めることが難しいことがありますよね。特に妊娠は、誰しも思い通りとはいかないこと。妻の思いを想像すると、胸が締め付けられます。
特別養子縁組をする姉の味方でいた妹
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妹の妊娠報告を心から喜べなかった妻ですが、半年後、無事に生まれた赤ちゃんを見て素直に愛おしいと思えるように。孫を抱くうれしそうな両親の姿を見て、悔しい気持ちはありつつも、孫を授けてくれたことに感謝し、そして生まれて初めて妹を尊敬したそうです。
その後、妹には第2子が生まれ、今では2児のママ。そして妻は特別養子縁組を通じ、1児の母になりました。
本編で妻の実父は特別養子縁組に反対するのですが、この妹だけは常に姉の味方でいる様子が描かれています。姉の「母になりたい」という思いに寄り添い、一緒に育児をしようと声をかける姿に、姉妹の愛情を感じました。
妹に追い越されたようでつらい思いもした妻でしたが、妹とはこれまでもこれからも並んで歩いて行くのだと気づいたそう。兄弟姉妹の関係も人それぞれですが、大人になったからこそわかる、すてきな姉妹の関係性でしたね。