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子どもの気持ちをわかっていないことが問題
先輩先生から受けた指摘の意味は理解できるものの、たまままさんとしては子どもの「描けるようになりたい」という気持ちに寄り添ったつもりでした。しかし、結果的に描き方を教えただけで「何を描くか」という一番大事な部分が後回しになっていたのでした。
子どもたちにとって大事なことは絵の技術ではなく、心を動かされたものや思い出に残っているものをそのまま表現すること。そのために大事なことは描き方ではなく、子どもが何を思っているのか?どう感じたのか?ということなのかもしれませんね。
私はどうしたらいいの…?わからなくなってしまった
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「絵が得意なたまままさんにはわからないかもね」と言われ、思わず「どうしたらいいですか…?」と口に出してしまったたまままさん。先輩の先生は「絵を描く前にまずはじっくり話を聞いてみよう」と教えてくれます。いつも絵を描いた後に話を聞いていたたまままさんにとっては、絵を描く前というのは意外だったようです。いきなり描くのではなく、言葉にしてみることで描きたいイメージが湧いてくるということなのでしょうか。
さらに先輩の先生は「描く時間に縛られない方がいい」という話をしてくれます。普通は絵を描こうと思って描き始めると思うのですが…一体どういう意味なのでしょうね。
お弁当を食べながら話してくれた動物園のこと
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普段は絵を描くのが苦手だという子の話をしてくれた先輩の先生。お弁当を食べながらした「動物園に行った」という会話からその子が一番心を動かされたゾウの絵が完成するまでの様子を教えてくれました。会話から始まり、その子の気持ちの高ぶりが描いた線にも表現されているなんてとてもすてきなエピソードですよね。目の前の先生に伝えようと一生懸命描いた絵はきっととても躍動感があって、思いが込められたものだったのだろうなと思います。
幼稚園の先生がこんな風に子どもによってアプローチ方法を変えたり、一人一人の成長に合わせて指導したりしてくれているというのはなかなか知る機会がないですよね。絵を描くというそれだけのことでもその裏には先生のさまざまな思いや苦労があることを知ることができましたし、子育てをする時の参考にもなりますよね。