©washikoala_illust
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病院の先生が抱っこすると、反射的に左手を挙げたここあらちゃん。それまで違和感があった左手を使うのが怖かったようです。
体質や年齢によってなりやすさは違う
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漫画の作者・わしこあらさんは、ある日、娘のここあらちゃんが左手を全く使っていないことに気づきます。整形外科へ行くと、「肘内障(ちゅうないしょう)」と診断されました。日本医師会は、肘内障について以下のように解説しています。
ひじの骨のいちばん上の骨頭部というところが、ひじの輪状靱帯(りんじょうじんたい)という靱帯(じんたい)から外側へ手の方にずれることで起きる「亜脱臼(あだっきゅう)」です。 ※1
肘内障とは俗にいう「腕が抜けた」という状態で、脱臼のために腕が動きにくくなってしまいます。ここあらちゃんは通院した結果、その場の処置で治ったものの、しばらくしてまた症状が出たといいます。肘内障になりやすい子は繰り返すことがあるようです。
子どもは体に異変があっても的確に言葉にできないため、親から見ていつもと違うなと気づいたら、どのような症状が出ているのかよく確認してみましょう。誰にでも起こりえる肘内障、ぜひわが子に置き換えて「もしこうなったら?」と考えておきたい作品です。
- 日本整形外科学会「「肘内障」」(https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/pulled_elbow.html,2023年12月19日最終閲覧)
- 日本医師会「「関節の脱臼、ひじがはずれてしまった場合など」」(https://www.med.or.jp/clinic/kega2010_hizigahazureta.html#:~:text=肘内障は、2,とすると泣き叫ぶのです。,2023年12月19日最終閲覧)
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