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実家に住み込みで介護をスタート。ところが…
「母親のためにできることをしたい」と考え、実家へ戻り介護を始めたキクチさん。ところが、想像以上に過酷な介護にメンタルが落ち込み、身体も壊してしまいます…。
自分に自信が持てなくなっていましたが、ヘルパーさんに声をかけられたことで「ムリしちゃダメだ」と気づきます。
家族で迎えた年末
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年末年始はヘルパーさんもお休みで、家族への介護負担が重くなっていました。それでも、家族で過ごした年末は幸せだったと振り返る、キクチさん。
ところが、年末年始を境に、母親の体力は急激に落ちていきます。
「自慢の娘…」とほめられて
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愛する母親とはいえ、介護は精神的にも体力的にも、ツラく感じてしまいますね。深夜に起こされるのも、寝不足になってしまいます。そんな日々の中、突然かけられた母からの温かい言葉。毎日大変だからこそ、胸にグッとこみあげてくるものがありますね。
日に日に弱っていく母親を目の当たりにしながらの介護は、本当にしんどいと思います。キクチさんの「何が欠けたらその人じゃなくなるんだろう」という言葉、考えさせられます。いつ、誰の身に起きても不思議ではない介護の問題。どのような形で介護をしていくのか…考えなければいけませんね。
親をみとるということについて考える…
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この作品は、キクチさんが20代で母親の介護とみとりの経験したことを丁寧に描いています。母親とぶつかったり寄り添い合ったりしながら、何が1番母親のためになるのか、その都度考えて行動するキクチさんや周りの人たちの姿が印象的です。
高齢化が進む中、いずれは親の面倒を見なければいけないと思ってはいても、元気なうちはまだ大丈夫と考えている人もいると思います。しかし、いつ何が起こるか分かりません。
もしキクチさんのように、20代で親をみとることになったら…あなたにその覚悟はあるでしょうか。いざというときのために、親が病気になったり、寝たきりになったりした場合どうしたらいいのか、家族で話す機会を持つようにするといいですね。
『20代、親を看取る』は、病気で寝たきりになった母親の介護を通して、命との向き合い方や、亡くなった後に遺族がすべきことを学べる作品です。