Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
生死に直面する職場で感じること
ぷみらさんは当時、新人看護師としてとある病院で勤務をしていました。看護師として働いていると、幾度となく触れることになる「死」。ぷみらさんは、そのたびに望んだ死に方だったのか、という思いを持っていました。
ある日、ぷみらさんの病院に川谷(仮名)さんが運ばれてきます。心筋梗塞の意識不明というとても危険な状態です。付き添う娘さんも不安そうに川谷さんに呼びかけます…。
延命治療を拒否した娘。父親らしい人生を…
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
川谷さんはすぐに手術が必要な危険な状態でした。手術を勧める医師に対して、娘さんは手術をしない旨を告げます。延命治療をするかどうかは、家族の意思ももちろん大切ですが、本人の意思も尊重されるべきですよね。
本人の望まない延命治療は、遺される家族にとっても、本人にとっても幸せな選択とは言えないかもしれません。もちろん、大切な家族です。できる限り長く生きてほしいと思う人もたくさんいるでしょう。しかし、もし身内から延命治を望まない気持ちを知っていたら…。それでも、皆さんは延命治療を希望しますか?
その人の人生は、死ぬ瞬間までその人のものです。最期の瞬間まで本人の望みが叶うということは、とても幸せなことでしょう。決断することはとても難しくつらいことですが、本人の希望に寄り添ってあげて、できる限り尊重することができたらいいですよね。
最期まで父の意思を尊重した娘
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
Ⓒぷみら
どうやって死を迎えたいか。そんな思いを家族と話し合ったことはありますか?できる限り長く生きたいと思ったり、苦しむことはしたくない、と考える人もいるはずです。
川谷さんは、延命治療はしたくないという気持ちを娘さんに伝えていました。それを理解して受け止めていた娘さんは最期まで、川谷さんの意思を尊重することにします。
親しい人の死はとてもつらいものです。しかし、その人が望むような最期に寄り添うことができれば、遺された人の悲しみも少しは和らぐのではないでしょうか。自分らしい生き方、死に方を共有することは、とても大切なことだと気づかされる作品ですね。