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痴漢に遭い、悔しくて涙が止まらない
ミワカモさんは、ある日泣きながら帰宅します。会社の帰り道、電車で痴漢に遭ったのです。許せない行為に腹が立っているのに、恐怖で体が動かず、声も出せなったと言います。
痴漢の被害に遭っても、理解のない人からは「被害に遭うほうが悪い」、「なんで何もできないの?」そんな心無い言葉を浴びせられることもあると言います。しかし、ミワカモさんの夫はとても真剣に話を聞いてくれました。それは、夫も痴漢被害に遭ったことがあるからだったのでした。
「男がチカンに遭う?」痴漢被害を訴えられなかった夫
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ミワカモさんの夫は、以前満員電車で繰り返し痴漢の被害に遭っていたと言います。女性が痴漢に遭うイメージが強いかもしれませんが、男性も痴漢されることはあります。
あまり知られていないのは、ミワカモさんの夫のように言い出せない人がいるからかもしれません。男性がチカン被害に遭ったというと、周囲から好奇の目で見られるような気がしたミワカモさんの夫。「男のくせに?」「男なんだから大丈夫でしょう」そう思われては恥ずかしい、という思いから痴漢を捕まえることができず、逃げるのみにとどまりました。
男女関係なく、痴漢の被害に遭う可能性があります。そしてどの性別の人であっても、不快な行為にあったら声をあげるべきという価値観が世間に浸透するといいですよね。
被害者が声をあげやすい環境づくりを
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昨今増えつつある、テレワーク、時差出勤などの多様な働き方。これは満員電車を減らすことにつながり、痴漢被害の減少にも期待ができそうです。女性専用車両も時間によっては設置されており、安心して通勤通学ができるようになった人もいるかもしれませんね。
そういった取り組みに加え、周りの理解にも変化があるといいですね。痴漢被害に遭った人が被害を申し出るための遅刻を認め「大変だったね」「怖かったね」と周囲が理解を示せる状態になれば、被害を訴えやすい一つの要素になるのではないでしょうか。
子どもがいる家庭では、家庭内でも痴漢などの性犯罪から身を守る防犯や、もし被害に遭った時の対応について話し合っておきたいですね。