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帝王切開「ブーム」にWHOも警鐘?!その理由とは…?
2015年の世界保健機関(WHO)によると、医学的には必要がないにも関わらず出産時に帝王切開に頼る女性があまりに多すぎると警鐘を鳴らした。
この状況は発展途上国でも先進国でも同様に「まん延」している一方、帝王切開手術が必要なのに手術を受けることができない妊婦も多いということ。
出典: www.afpbb.com
日本では医学的に必要な場合に適応されるというのが一般的である「帝王切開」。
しかし今回、WHOが発表したこの「帝王切開のまん延」に関しては、そういった理由でない女性が帝王切開を選択するケースが増えているというものでした。
どのくらい増えている??
WHOの統計によると、中国で帝王切開を選ぶ女性の割合は、2001年には20%ほどだったものが、10年を経たずして2倍以上に。2008年には46%を超えたそう。中国の都市部では出産する女性の3分の2が帝王切開で出産している計算になります。
また、出産の約53%が帝王切開で行われているブラジルをはじめとする南米の国々では、あまりに安易にこの手法がとられているとのこと。
なんで増えているの…!??
なぜ医学的に必要が内にも関わらず帝王切開を選ぶのでしょう?
アメリカ、中国、フランスなど…近年帝王切開比率が飛躍的に伸びているこれらの国々では
「スタイルを維持したい」「出産の痛みに耐えられない」「吉日に出産したい」
という産婦側の希望による帝王切開が多いとか。「ブーム」と呼ぶのはこのあたりが原因のようですね…!
海外の「帝王切開ブーム」、、日本でもさまざまな声が…!
このニュースを受けて、日本でも様々な声が寄せられています…!
海外の帝王切開「ブーム」は一種のステータス?
国によっては巨額な費用がかかるとされている「帝王切開」は一種のセレブ・ステータスとして考えられている国もあるそうです…!
産む人の希望ならとやかくいう事じゃないんじゃない?
本人の希望であればそれを優先することが大事という声も。
スタイル維持に関しては、帝王切開の場合産後に広がる骨盤を矯正する負担が減るためと言われています。
帝王切開も出産は出産!
確かに命がけの出産には変わりなく、帝王切開だから、と分けて考えないでほしいという声もあります。
帝王切開=ラクなんて思われたら、たまらない!
帝王切開はいわば「手術」。術後の大変さなどを知れば口が裂けても「ラクだ」なんて言葉が出ないはずです…!
自然分娩したくてもできなかった人もいます。
中には希望ではなく、帝王切開で出産したママも多くいます。
出産に関して合否として考えること自体考える必要がある気がします。
帝王切開であっても痛みを伴う出産に変わりはありません
自然分娩であっても帝王切開であっても出産は大仕事。
帝王切開以外にも、近年では無痛分娩や水中出産といったさまざまな分娩方法が選べるようになってきています。
どんな出産方法であったとしても、がんばったママを褒めて労わることが必要なのかもしれませんね^^