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「親の心も守って」発達障害を持つ子といるのがつらい方に、当事者が伝えたいこと

5歳でADHD、広汎性発達障害の診断を受けた息子との日々。朝から晩までマシンガンのように歌い、叫び、動き続ける息子との日々に疲れ果てることが今でもあります。そんなときこそ、親自身が「自分をいかに大切にできるか」「心の声をきけているか」がとても大切だと気づきました。この記事は「発達障害と共に生きる」家族のコミュニティそらあいのSHI-が(@_so_ra_ai_)障害児を育てるママの思いをつづります。

親だけど、一緒にいるのがつらいときもある

子育てって、本当に大変だし苦しいときがありますよね。それは「障害」のあるなしに関わらないことだと思います。

うちの息子の場合はADHDがあり、とにかく1日中動き回り元気。朝から晩まで歌ったり、叫んだり。親としては「ずっと音のある世界」にいる感覚が日常的です。そんなとき、わが子なのに「一緒にいるのがつらい」と思ってしまいます。

©_so_ra_ai_

もちろん本人のせいではないのは十分に理解はしています。それでも、叫び続けたり、歌い続けたりする子どもとの毎日が、とてつもなくつらくなるときがあるのです。

それは息子が幼いころだけではありません。正直に言うと今でも「一緒にいたくない」「静かにして」そんなことを思ってしまうことがあるのです。

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息子の行動は、親が完全に押さえつけることはできません。息子には息子の意思があるからです。

そして私自身も、親だからといってそのすべてを受け止めるのが難しいときがあります。

息子にはADHDがあるから行動を抑えることが難しいのだとわかっていても、イライラする気持ちがたまっていくのを止めることはできません。

私自身の心にも、今も「静かにしてほしい」という思いで疲れが蓄積しています。

「お願いだから静かにして」そう言ってしまうときもある

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1日中、叫び声が響き渡る家の中にいると、親でも苦しくなることが多くあります。子どももしんどいのも分かっているけれど「私」もつらいのが事実です。

イヤホンする?他の部屋へ行く?好きな音楽を聴きながら心落ち着かせる?いろいろ試しますが、何をしても苦しい時は苦しいです。

「親だからすべて受け入れてイライラしない状態になれる」なんていうことはありません。

「外で頑張っているんだから」という言葉は重い

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「お母さん。子どもは外の世界で頑張ってきているから。お母さんだから安心しているんだよ」この言葉は、学校、園、病院、育児雑誌。どこでも耳にする言葉です。

でも、私たち親も十分わかっています。わが子が外で頑張っている、今日も頑張ってきたことは。だからこそ「寄り添い」過ごしていますが、限界があります。なぜなら、親も人間だからです。

わが子のことをいつも理解したいという思いは変わらないのに、日々が大変すぎて1日1日が長く感じることがあります。早く1日を終えたいという思いと、寝てしまうと朝が来るという思い。「親」が抱えるこの思いは、どこに吐き出せばいいのかとつらくなります。

親の心を大切にする、イライラ発散方法

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私のインスタグラムでは、たくさんの親から「ご自身のイライラ発散方法」を教えてもらいました。どんなにつらくても簡単に逃げられない子育てにおいて、自分時間の確保は本当に大切なことです。耳栓やイヤホン、布団を使って叫ぶなどの方法は今日からできます。ぜひ試してみてください。

また、私は障害児育児はわかり合える仲間との出会いもとても大切だと感じています。「私たち、毎日本当に頑張っているよね」同じように子育てしているママたちが集まると、よくこんな話になります。日々の大変さも、同じ境遇だからこそわかち合える。泣きたい場面や、しんどい場面をわかり合えるから、仲間の前で泣いてしまうのです。

子どもと同じくらい、自分のことも大切に

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ママ自身も大変な子育ての中に「自分自身の楽しみ方」「息抜き方法」があると、少し心を楽に子育てできるのではと思います。その中で1番大事なのが、泣いてしまう自分、弱音を吐く自分、子どもに怒ってしまう自分をダメだと思わず「認める」という事です。

決して「ダメなママ」とは思わず、こんな自分も自分。そう少しずつ受け入れながら子育てしていけたら、きっとその先には笑って話せる自分に出会えると思います。

1人で悩んでいる方、1人で抱え込んでいる方、同じように悩みながら子育てしている親と出会い、気持ちを共有しましょうね。

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