「仕事が休みの日の保育園利用」ルールは園によって異なる
保育園への入園は、保護者の就労などにより「保育を必要とすること」が条件となっています。そこだけを見ると、自宅で保育できる日の登園はNGのように感じますよね。しかし、実は保育園によって対応はさまざまです。
園の方針は、保育士の私が知っているだけでも下記にある程度にはわかれます。
- せっかくのお休みなので預けてリフレッシュしてきてくださいね
- 緊急時にすぐに連絡がつくのであれば登園させても良いですよ
- お休みなら普段より早めにお迎えにきてくださいね
- 行事の練習があるのでできれば登園させてください ※時期により
- 家庭で保育できるのであれば登園はご遠慮ください
基本的には、明確に禁止されていなければ預けても問題ないと思います。その際は、体調不良など緊急時に連絡がつくようにしておくことが大切です。
- 厚生労働省「保育所保育指針解説」(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000202211.pdf,2022年12月6日最終閲覧)
- 京都府保育協会「保育所保育指針・幼保連携型認定こども園教育・保育要領について」(https://kyotofu-hoiku.or.jp/wp-content/uploads/2018/08/b49f25c052c29e8a38cf6d1f7652e6c8-1.pdf,2022年12月6日最終閲覧)
こんなときは休ませて!子どもを休ませる基準
自分の時間を確保することも大切ですが、体調が良くないときに無理に登園させると悪化してしまったり、翌日からの仕事にも支障がでたりする可能性があります。
- 鼻水やせきが出ていて体調が優れない
- 保育園で感染症が流行している
- 子どもの情緒が不安定だと感じる
両親の仕事がある日同様、子どもの体調が悪いならお休みをさせてください。また、感染症の流行期はお休みさせた方が感染リスクが低く済む可能性があります。
共働き世帯にとって、急な欠勤はとても大変。子どもの体調や心のバランスが崩れそうなときは、1日しっかりケアしてあげることをおすすめします。
休みの日の利用は、一言断っておくと安心
正直なところ、休みの日に保育園を利用することについて特に問い合わせず、黙って預けている保護者はいると思います。
一方、保育士は意外と「今日はパパとママお休みかな?」と気が付いていることもありますよ。例えば以下のようなときは、お休みかもと感じています。
- いつもよりも登園時間が遅い
- 仕事に行くときと服装が違う
- 園外で保護者を目撃する
- 職場に連絡したら休みと言われた
- 子どもが「ママは休み」と教えてくれた
特に親が休みの日の保育をNGとしていない園でも、子どもの体調不良で職場に連絡した際に連絡がつかないと戸惑ってしまいます。NGとしている園では、注意を受けることもあるかもしれません。
個人的には、お休みの日に子どもを預けるのであれば、事情も含めて一言園に相談しておくとよいと思います。また、緊急時の連絡先は必ず伝えておいてほしいです。
ルールは確認しつつ、子どもの体調や緊急時の安全を第一に保育を利用していただきたいと思います。