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習い事は「辞めることができる」子どもが知った選択肢
幼稚園の中で行っている体操クラブに入会したそうちゃんでしたが、始めて間もないころに「行きたくない」と言い出します。母・かぞくのかたちさんはもう少し続けようとそうちゃんを励まし、なんとか続けていました。ですが、先生の指導方針が合わないと感じ始め、結局は辞める決断をしました。
そして、そうちゃんに「辞めよう」と提案したところ、「やめれるの?」と意外な返事がかえってきたのでした。たしかに、幼い子どもからすると辞める選択肢があるというのは、わからないもの。ですが、子どもにも選ぶ権利はあります。親子で合意し、体操クラブを退会します。
ただ合わなかった、それだけのこと
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合う・合わないは、誰にでもありますよね。厳しい指導で能力が伸びる子と、そうちゃんのように辞めてしまう子も。ただそれだけのことと、かぞくのかたちさんは振り返ります。
では、どこが合わないと感じたのでしょう?辞めようと思った、決定的なできごとがありました。それは…。
合わないと感じた決定的な出来事
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逆上がりの練習中、偶然ですがツバメができたそうちゃん。今までできなかったことができた瞬間は、うれしいものですよね。ところが、そんなそうちゃんの様子はお構いなしの先生。力づくで回転させたのです。いくら指導とはいえ、受け入れがたいものを感じます。
もしも、この先生が子どもひとりひとりに向き合っていたら、できなかったことができるようになったことに気づいたはずです。まずはほめてから、優しく「今は逆上がりの練習だよ」と、諭すこともできたのではと考えてしまいます。
ですが、先生の考えや方針を変えることはできませんね。かぞくのかたちさんは、そうちゃんの習い事を通して、さまざまな葛藤と学びがありました。そして、習い事について、「人生を豊かにする遊び部分だ」と考えるようになったそうです。
息子の習い事を通して、親もさまざまなことを考えた
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親が望む子どもの姿と、子ども自身がやりたいことは、必ずしも一致するものではありませんね。習い事をするのは、親ではなく、子ども自身です。わが子のこととはいえ、選ぶ権利は子ども自身にあることを忘れてはいけませんね。
その後、体操クラブを辞めたそうちゃんは、ピアノを習い始めました。当初、かぞくのかたちさんは習い事を通して、同年代の子と触れ合うことや、基礎体力の向上などを望んでいました。ですがピアノは、先生と1対1のレッスンのため、集団行動はありません。親の理想とは異なる習い事ですが、息子が笑顔であることが重要だと考えるようになったそうです。
各家庭によって、習い事に対する考え方はさまざまですね。「入会してみたけど、合わない」というジレンマに悩まされること、少なくないと思います。ですがそんなときこそ、習い事は遊び部分だと考えると、心が軽くなりますね。わが子の習い事を通して、親も一緒に成長できたお話でした。