©Kameizumi_Sake
避難場所に個人の名前がある!どういうこと?
日本は地震や津波、台風など自然災害が起きる国です。そうした災害時に備え、行政も住民も、日ごろからいろいろな備えをしていますよね。
また、災害の種類によって逃げるのに適した場所も異なるため、普段から避難場所を確認したり避難ルートを確認したりしている人もいるでしょう。多くの場合は、大きな公園や学校のグラウンドが一時的な避難場所になっていますが、地形によっては避難に最適な場所が個人の所有地の場合も。
今回、亀泉酒造株式会社さんは避難先に個人の所有地が指定された看板を見つけたのですが…。
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有事の際の避難場所が個人の畑なの高知過ぎる。 ※1
しっかりと設置された案内看板の示す先が個人の所有地というのは、知らない人が見ると驚きますね。標識周辺の地形を考えると、田中さんの畑が高台かつ平地であるため、津波の際の避難場所として最適なのだとか。
この投稿には「避難場所が個人の畑!?初めて見ました!」「善意の私有地開放♪」「地元の人は知ってる人から、どの田中さん?!ってならないやつだ」といったリプライがついていました。
リプライにもありましたが、避難場所として個人の私有地を開放するのは本当に善意ですよね。こういった防災に関する農地の協力は、農林水産省が「防災協力農地」として施策を進めており、各市区町村でも案内がされているようです。気になった方はそうした内容を調べてみるのも良いですね。
ハッと驚きつつも勉強になる投稿でした。
- 農林水産省「③ 防災協力農地の機能強化」(https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/nousin/attach/pdf/230222_261-19-11.pdf,2024年12月18日最終閲覧)
- 名古屋市「防災協力農地」(https://www.city.nagoya.jp/ryokuseidoboku/page/0000062368.html,2024年12月18日最終閲覧)