臨月ママの不眠事情
産後は赤ちゃんのお世話に追われ、なかなかゆっくり眠ることができないのはイメージがつくでしょう。一方、臨月を迎える頃になると睡眠不足で悩む日が増えるなんて意外に思った方もいるのではないでしょうか?
臨月から睡眠不足が続いてしまったらお産の体力も心配ですよね。筆者も臨月の頃、睡眠の質がぐっと下がってしまい寝不足が続いてしまう日がありました。
臨月に寝不足になる理由には、どんなものが考えられるのでしょうか。
激しい胎動
妊娠中期から感じる方が多い胎動。赤ちゃんの体が大きくなってくるとますます激しくなり、寝られなくなってしまうことも。
また、臨月にもなるとお腹が大きいことで仰向けで眠ることが辛くなったり寝返りが打てなかったりするので、寝るときは不自由を感じるでしょう。抱き枕などを使って眠りやすい体勢(シムス位)で横になってみるとよいでしょう。
精神的な理由
出産の不安や、義両親との関係や、仕事にちゃんと復帰できるのかなど、いろんな心配ごとを抱えていたのが1番の原因だった気がします。
そんな時は「寝なくてもいいや」と開き直って、深夜番組を見たり、雑誌をみたり、YouTubeでハッピーな動画を見たりしました。
不眠は多少マシになったくらいですが、気持ち的にはだいぶ楽になりましたよ~
臨月を迎えると、出産に対する不安や恐怖が強いストレスとなり睡眠不足になるケースも。悩みや不安なことを出産経験者に相談したり、主治医に相談したりして不安を解消し、睡眠トラブルを緩和しましょう。
また、産婦人科クリニックでは母親学級や両親学級などを定期的に実施しています。産後の生活に不安を感じている方は自治体のサービスなどを調べてみてくださいね。
精神的な不安感を抱えたまま出産を迎え、そのまま産後も不眠となってしまわないようにしましょう。
頻尿による覚醒
30分前にトイレに行っても
またトイレに行きたくなる状態が続いています。
寝る前にもう一度行こう、とトイレに行くけれど眠れないのです。
今日も11時半には布団に入ったのに
もう夜中の2時になろうとしています。
仮に眠れたとしても
2時間おきにトイレで目が覚めるので
毎日ぐっすり眠れません。
妊娠してから頻尿になったという声もよく耳にします。
臨月になっていよいよ出産が近づくと、胎児は少しずつ骨盤の方へ下りていきます。すると胎児が膀胱を圧迫し、頻尿状態になります。睡眠中も頻尿によって幾度となく目が覚めてしまい、不眠になってしまうことがあります。
頻尿になってしまうからといって、水分はきちんと摂りましょう。
- 武田産婦人科医院「10ヶ月フロー」武田産婦人科医院(http://www.takedasanfu.com/sanka/flow.html)
- 会沢産婦人科医院「妊娠生活」会沢産婦人科医院(http://www.aizawa-lc.jp/ninshin.html)
- 真野産婦人科「妊娠と病気」真野産婦人科(http://www.yuhookai.jp/Mano09_QA_3.html)
- 鈴木産婦人科「「質の良い睡眠」がとれていらっしゃいますか?」鈴木産婦人科(http://www.suzuki-sanfu.com/about/faq.html#section-02_14)
- 鈴木産婦人科「尿漏れのトラブルについて」鈴木産婦人科(http://www.suzuki-sanfu.com/about/faq.html#section-02_17)
- ユニ・チャーム他「妊娠と睡眠」プレママタウン(https://www.premama.jp/tokushu/life_style/008/index.html)
量より質の睡眠で臨月を乗り越えて
もし上の子供がいる場合、日中小刻みに睡眠をとるのは難しいかもしれませんが、うたた寝でもいいので睡眠時間を確保できるといいですね。
しかし、眠れない、寝なければならない!と意識しすぎてしまうことで眠れなくなることもあるので、ストレスを溜めすぎないことも肝心です。
あともう少しで出産となる臨月!残りわずかなマタニティライフを良いものにできるといいですね。