©fluor_doublet
沢水の泡に隠された植物のチカラ
山歩きや川沿いの道を歩いていると、小さな流れに白い泡がたまっているのを見たことがありませんか?一見すると人為的な汚れのようにも見えますよね。実際に、シャンプーや洗剤などによる泡だと思っている方も、少なくないでしょう。
実はこの泡が発生するのは、人の手によるものではなく、自然そのものが生み出したものだそうで…
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よく、沢水にこの時期は泡が立っていて、たまに知らない方が「洗剤汚染だ」というのですが、これは植物が出すサポニンという成分によるものです。春はよくあります。 ※1
なんと、泡の正体は洗剤ではなく、植物が自然に生み出している「サポニン」という天然成分でした! サポニンには界面活性作用があり、水と空気が混ざることで泡を発生させる性質があるそうです。特に春先など、植物の活動が活発になる時期によく見られる現象とのこと。
この投稿には6.3万件を超える「いいね」が集まり、「ずっと洗剤だと思ってた!自然由来だったなんて知らなかった」「勉強になる!」「これでスッキリした」「盲点でした…洗剤汚染じゃなくてよかった」といった、驚きや長年の疑問が解決した喜びのコメントが多数寄せられました。
何気なく見ていた沢の泡ひとつにも、植物の生命活動が関わっていると思うと、自然の営みの奥深さを感じますね。次に沢の泡を見かけたら、「植物たちが元気に活動している証拠だな」と、いつもとは少し違った視点で景色を楽しめるかもしれません。